そろそろちゃんと書きますよ。
「国」というのは、役人である自分の所属先のことです。
だいたいね、唐の時代の人ですよ。
大安定時代です。
少なくとも彼らのいた時代に唐は滅んでいません。
少なくとも、大戦乱時代ではないんです。
では、杜甫が書いた「国破れて山河在り」はなんなのでしょう?
戦争に敗けたってことじゃなく、内乱で荒れたって感じでしょうね。
そのはるか昔の、大変もめていた時代でも、
楚の国出身で、魏の国に仕えるなんて当たり前です。
ですので、国民という感覚なんてあるわきゃないんです。
民は租税される人のことでしかありません。
一方、私たちが生まれた時には、私たちは「国民」であり、
すでに国境がある「国家」だったわけです。
ですので、国家がそのまま「国」という感覚が身についています。
しかしですね、この「国家」というものは、ここ最近の考え方なんですよ。
では「国家」とはなんでしょう。
今回は真面目に行きますよ。
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