長崎の海辺の神社でサクラ
人間が死んで悲しむのは人間だけよ。
このセリフは、少女漫画の金字塔。
いやーとんでもない値段になってますな。
でもまあ、わからなくはない。
ワタイ、もってますもん!
しかし、真理を説くものは
いつの世も糾弾されるのです
そんな中、青さんはご近所でサクラ撮影ですねえ。
よきかなよきかな。
ではさっそく!
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近所の桜を撮る春です。
今回は神社です。
私が住んでいる町は、
今でこそ衰微の一途をたどっておりますが、
貝塚が出る程度に古くから人が住んでおり、
伊能忠敬の地図にも名前が残っております。
神社が二箇所あるところからも、
往時の繁栄と歴史の古さを感じられるのです。
そのうちの一つで撮影です。
撮影は4月5日の午後です。
ちょうど満開。
ハラハラと気の早い花びらが
風に舞っているコンディションでした。
花見には完璧ですが、今年はね。
如何ともし難いです。
さて。
神社らしい桜を撮る、
というのはどうしたものか。。
お、こんなのはどうでしょう。
太陽とサクラはどうでしょう。
やりたいことはわかる。
と思っていただければ十分です。
挑み続ければ、
そのうちなんとかなるでしょう!
といろいろ試しております。
F値を弄っていて撮れたのが
この写真は「失敗」だと思ったんです。
家に帰ってPCでみたところ、
これはこれでいいような。
暗いとか明るいとかも、面白いテーマですな。
バンバン撮って、
あとから良いものを探すという
「デジカメの撮り方」がようやくわかりつつあるこの頃。
とは言え、バチ!と
決めたいなぁ、という欲もあるわけです。
三脚から手持ちに切り替えて、
バチバチ撮影を続けておりました。
太陽も随分傾いてきております。
まぁ、こんなもんだろう、
とお道具を片付けて帰ることにしました。
歩いていける場所なので
三脚は「測量くん」を立てていました。
相変わらず重たくて安定感が抜群です。
あっ、「測量くん」をご存じない方は
よろしけれべこちらで。
よっこいしょ、と
諸々担いで鳥居をくぐる手前、
ふと振り返ったところに「バチ!」がありました。これだ!
見ているものと、撮れたものの差は
まだまだ埋めがたいものがあります。
でもこれに限っては、
私が撮りたかったものそのものだと思います。
うむ、良いんじゃないでしょうか。
ソメイヨシノはハラハラと散り、
桜は八重に移りつつあるこの頃。
やっかいな流行りがおさまるまでは、
おバイクは少しお休み。
去年流されるままに
一眼レフに手を出して本当に良かった。
去年の自分の衝動を褒めてやりたい私でありました。了
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「みているもの」と「撮りたいもの」。
これは難しいテーマです。
私が思うに、花を撮りたい場合は
花を撮っちゃいけないんです。
その花の向こうにある何か。
そこを見ないと、花に持っていかれてしまします。
こういう魔力というか、それを突き放す力。
青さん、そういうとこを
考えてもいいとこまで来てんじゃないスカ?
くどくやった、アーネスト・サトウの
「ものそのもの」ってのはそういうことだと思います。
最後の写真ですけれど、ツツジはないほうがいいと思います。
ツツジの色は強烈過ぎて、ちょっと異質だと思うんです。
こうやってはどうでしょう?
まあ、正解はないんですけどね。
もう、連射の嵐で良いと思います。
そのうち、フィルムと言う魔境に行っても良いんじゃ?
(青さん、フィルムで行くと渾身にならざるを得ませんよw!でクリック!)