毎日が、これまで見たことがない風景。
そうなっておらねばならんのですけれど、
これがどうしても息苦しい。
青さんの住む長崎は
すぐに人里離れた状況になるようです。
そんな毎日。
人間の都合には関係なく
野の花は咲いておりますなあ。
青さん、カメラ片手に裏山散歩のようです。
ではさっそく!
=========
名所には名所の良さがありますが、
近所にもそれなりに桜は咲いておりました。
最後は思い出の桜を撮りに行きます。
高校の三年間、毎朝バスに乗って
長い道のりを通学しておりました。
長崎の地形は山と海岸線ですから、
バスの路線も市街地以外は山か海です。
出発してすぐに山越えです。
幾重にも折りたたまれたカーブ。
途中に大きな桜が一本あります。
道路に覆いかぶさるように枝が伸びており、
ちょうど今頃は
満開の桜の下をバスが通るはずです。
私がごく小さい頃は、
この道が市の中心へ向かう唯一のルートでした。
しかし、現在ではトンネルが通り、
そちらが主要な道路になりました。
いま、わざわざ時間がかかる
細い山道を走るのは、ほとんどバスだけです。
私も本当に久しぶりに、この道を走ります。
ふとパチリ。
遠くから見るとこの場所は
山の中に桜が
固まって咲いているように見えておりました。
ところが、近くで撮影をしようと
カメラを構えると、どうしても電線が気になります。
なんとか映らないように
撮ろうと動いてみますが、、うーむ。
人の暮らしに電線はつきものですが、
風景に人工物が少ないと目立ちすぎますな。
これはこれからもあることでしょうから、
考えるべきテーマだと思いました。
思ったほどの成果は得られませんが、
原付きでトコトコ走るには実に良い日和。
今の時期の九州にしては遠望も良く、
気分も晴れやかになりそうなものですがね。
今年はどうにもいけません。
何をしていても、
うっすらと疼痛を感じるような気がします。
酒を飲んでもうまくないし、
なんとも困ったことでありますな。
さて、良さそうな桜はなかろうかと
探しつつ原付きを走らせていくと、青空と桜です。
空と桜だけにすると、
やはりスッキリします。
ガードレールを入れても
どうにかできるんでしょうが、
今はまだ良くわかりません。
まぁ、色々試してみましょう。
さて。
あの桜は今年も咲いているのかしら。
トコトコと山道をのぼり、
目当てのカーブに向かいます。
小さなトンネルを抜け、
いくつかのカーブを曲がると…おお、見事だ。
小さい頃から何度も見ている桜ですが、
思い出すのは通学していた頃の記憶です。
カバンの革の匂いまで蘇ってくるようで、
なんとも甘酸っぱい桜でありますな。
あれからもう、
20年以上経ったのか。
そうか、そうか…
海から吹いてくる風の匂いと、
ハラハラと舞う花びら。
なんだかとってもおセンチでありました。
よし、帰ろう。
カメラを収納し、帰宅しました。
一旦原付きをガレージに入れてから、
もう少しカメラを触ることにしました。
ソメイヨシノも葉が出てきて、
そろそろ散り際です。
しかし、桜はこれから八重が開きます。
先日行ったダムではもう少しすると、
御衣黄が咲くそうです。
もう少し、桜を撮る機会はありそうです。
次の主役、ツツジもいよいよ本格化しつつあり、
花を撮る春はまさにこれからがシーズンです。
近場でカメラを構えるのも楽しいので、
今のところはこれで気を紛らしましょう。
晴れて遠出ができる日が来たら、
そのときは一泊二日と洒落込みたいですねぇ。
きっと遠からず来るはずの
「その日」を夢見るこの頃。
「お出かけにカメラ」のスタイルが
日常になりつつある、私でありました。了
==========
写真の理想からすると
そこにある全てを構図の構成要素にする。
まあ、これはなかなか難しいわけです。
で、きれいなものに絞って撮ろうとすると
カメラおじさんになってしまうわけですね。
このあたりの試行錯誤に
青さんは入ったわけです。
ふむ。
暗い春でありますな。
休む体力ある店は皆閉まり、
開けておる店はチキンレース。
明日から兵庫県は休業要請を出すので
更に店舗が閉まるのでしょうなあ。
今、この時。
忘れられない春になりそうザンスね。
(まあ、悩んでも仕方ないよね。でも月末どうなるんだろうね!でクリック!)