CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

神はおるで! イスラムの友人にいろいろ聞いてみた。

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イスラムの友人がいます。

彼の名はマルハバ(仮名)。

以前シリーズでやってました。

マルハバは本名じゃありません。

アラブ語で「こんちは~」って意味です。

 

chuff.hatenablog.com

 

今回マルハバの生い立ちを

かる~く書いてみようと思います。

 

実は当の本人が、

「最近音沙汰なしやんか?」

と、ちょっと拗ねていたようで。。

 

では、こんな軽い奴が

どのようにして育ったのかを

書いてみます。

 

 

「ごぶさたやのう。神も仏もないやんか」

しょっぱなから、仏もでるの?」

「言葉のあややがな」

 

「ところでさ、マルハバってどんな生い立ちなん?」

「あー、話すと長くなるで」

「巻きでお願いしますわ」

 

「ワシ、パキスタン国籍やけど、あちこち移動してたんやな」

「ほう、親の仕事の関係で?」

「うーん、ワシの部族の仕事の関係かな」

「部族の仕事?」

「前話したろ?部族の話。ワシも構成員やからね」

「まさにヤクザみたいなやな」

「ワハハ、そうやね。ガキのワシは準構成員って奴やね」

「お前、ホント日本語上手いよね」

相席屋のおかげやね」

「はまってるねえ」

 

chuff.hatenablog.com

 

「ガキの頃な、家業の宝石をやね、密輸するんや」

「おっと、いきなりヤバそう」

「密輸ゆうても、大陸のことや。親戚へ届けに行くくらいや」

「でもマズいんちゃうの?」

「国境なんて、ここ最近決まったようなもんや。ワシらは昔から気にしてないんや」

「まあ、そう言われれば、そうやな」

「だいたいはイギリスが勝手に引いたようなもんや」

「せやな。それはそうや」

「で、子供やから怪しまれへんやん?」

「えっ、一人で行くんかい?」

 

「密輸やで!そらそうやろ!」

 

「お、おう」

「夜中とか、雑踏とか、ズた袋の中にはエメラルドとかな」

「すでにギャグやな」

「頭の中では007のテーマソング鳴ってたわ」

 

www.youtube.com

 

「ええのか、それ。。」

「スパイ気分はええもんやぞ!夜中のペシャワールの峠とかで」

 

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「ワイルドやねえ。さすがやわ」

「心配いらん。アラーがついとるさかいな」

 

「なんか、すっげー意外な感じ!」

 

「なんで?」

「なんでって、お前がそういうこと言うと、イメージやないんやモノ」

「誤解があるようやな」

「なんのことや?」

「神のことや」

 

「ちょちょ、それヤバいネタちゃうの?また急に怒るんちゃうの?」

「いや、誤解を解くのは大事なことや。これは許されとる」

「ほな聞こか」

 

「神は、世界を創ったわけや」

「まあ、それはええやろ」

「もう、全知全能やな」

「そうなるわな」

「ワシ、アメリカでジェムスクール(宝石の学校)行ってんやけど」

「大学もええとこ、出てたよな?」

「ああ、学位はエールや」

 

「マ・ジ・で!?」

 

「MBAは取らんかったけどな」

「いちいち驚くわ・・」

「でな、学問やればやるほど思ったんや」

「何を?」

「世界は実によくできてるなあ、ってな」

「ああ、それは思うわ。人の心以外は、実によくできてる」

「ワハハハ、8マン辛い恋でもしたんか?」

 

「な、な。まあええやんか。で、続きや」

「やっぱ、神はおるなって。でもな、こんなに世界を創りこんでたら、そらワシらが想像できる善悪とか、はるかに超えてるわなって」

「まあ、そらそうやろ」

 

「で、ある日ワシに啓示が下りたんや」

「なんかスピリチュアルやな」

「ちょうど、ルビーを見てた時や」

「ほうほう」

 

「神は存在する。けどもワシのことは気にかけてないだけや、なと」

 

「なんか、きっつい話やないか?」

「そうか?そうでもないやろ」

「つまり、お前のことは気にしてないってこと?」

「いや、そうやないんや。ワシが神に感謝するとか、そういうのはええんや」

「ほうほう」

「でもな、ワシに理解できることは、しょせんそのレベルのことや」

「例えば?」

「カネのことと、女の子のことくらいやね」

「・・・・」

 

「ええか、人間が感じる喜怒哀楽って、実はしょぼいもんや」

「まあ、そやね」

「そやから、感謝もするし、お願いもするし、でもひどい目にも合う」

「まったくその通り」

 

「でもね、それ全てが神の意思やねん」

 

「そこ難しいわ!」

 

「いやあ、楽やで」

「なんで?」

「ワシのせいやないもん」

 

「ああ、なるほど!」

 

「おお、わかった?」

 

「いや、さっぱり!」

 

「どこで死のうと生きようと、なんか神の意思やねん」

「なんか、それあったら、世界のどこでも気楽ではあるな」

「そこやねんな。せやからチャフで喋っとるんも、神の意思!」

「つまり、お前が間違ってトンカツ食べても」

「そう!神の意思!」

 

「なるほど!」

「わかった?」

「いや、さっぱり!」

「ワハハ、それも神の意思!」

 

 

(そうね、神はいるかもしれんね。私のこと気にしてないだけで、でクリック!)

 

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