貴兄らは、清原明彦大明神を
ご存知であろうか?
人呼んで
「神に愛された不運の男」
オートバイのカワサキブランドは、
この大明神がいなければ、
なかったはずです。
その神様から、焼き肉を誘われたら、
もちろん返事は元気よく「ハイ!」の二文字。
神と過ごした、その夜をご報告しよう。
まず、清原明彦に触れておこう。
くわしくはこちらで。
もうね、神様ってのは、
我々凡夫の世界の住人ではないんであります。
そんなチンケな尺度で測ってはいけないのです。
この真中が神様なわけです。
神様のスマホを撮影しました。
雨の筑波サーキットだそうです。。
一人、違うクラスで走っているようですが、
もちろん、神様がおかしいんです。
先月のことでありました。
私のZ1300を引き取りに来られた神様。
「ワシも忙しくての~。敬済とも飯食うしの〜」
「それ、片山敬済ですか?」
「そ〜そ〜、世界チャンプやからの〜」
「片山さんは世界チャンプですけど、清原さんは世界的英雄ですからね!」
「お〜、うれしいこといってくれるの〜、焼き肉やな〜!」
「は?」
「来月の7日、空けといてね〜」
「は、はい!」
「Nくんもさそといてね〜」
「はい。予定なんか飛ばさせます!」
神の言葉には、従うのみであります。
で、カメラマンのNくんとともに、
神戸駅で神様を待っていたのです。
「人生いろいろなキヨさんです〜」
と登場した神様。
タクシーに乗って、本日向かうは
たじま屋さん。
神様は、タクシーに乗る時、
必ず助手席に座ってしまうのです。
Nくんがドン引きして、恐縮してます。
もうね、こっちの身にもなってくださいよ。
神様!困るんですよ!
しかし、神様が聞く耳を持つわけもなく。
私は慣れているとはいえ、うつろな街を撮影したり。
で、さっそく焼き肉なわけです。
一方、神様はご満悦です。
ああ、もう、この笑顔で、
5歳は寿命が伸びますねえ!


ここで、神様は「愛」について
語り始めておられました。
清聴します。
おや、イニシャルが同じですね。
たまたまですよ、たまたま!
バリバリ食べ、グビグビ飲み、
ゲラゲラ笑い、ヒソヒソ話、
記念写真を撮りまくり
聴いてはいけない話を
聞いたりしたあと、
さて次に行くぞ!と神様。
「もうな、若い娘が居る店は落ち着かんやろ。今日は歌うで〜」
で行ったのが、神戸駅周辺の「ブルー」という
カラオケスナック?なお店。
ネットに一切情報ないお店です。
怪しい雑居ビルの
二階の二重ドアを開けると、
そこは別世界!
どれ位別世界かと言うと、
これくらい別世界。
え"=---?
変な声が出ました。
踊ってる人もいるし。
この雰囲気って、何十年ぶりだろう。。
Nくんは、完全についてこれなくて、
顔がひきつってます。
そりゃそうですね。
21世紀に、この世界が
いまだ息づいているとは。。
神様はスタスタ普通に入っていきます。
いきなり熱唱!
舞台というのは、神の住処ですなあ。
やがて、神はステージより、
凡夫の世俗に降臨され、
こうなりました。
もう止まることはありません。
もうね、私もお付き合いってやつで、
ダンスパーティーの夜、夜霧のブルースなどを歌い。
Nくんにも私から
「おい、この空気を壊さんような歌をちゃんとご披露しろや。わかっとんねやろな」
と、釘を差したところ、
考えに考えて、このあたりが限界です、
というビギンなどを歌い。
いいことです。
彼も一皮むけたでしょう。
それも神様のご利益です。
もう、Nくんの緊張が
ビリビリ伝わってきますね。
Nくんと私が盛り上がってきた頃、
無口になる大明神。
「あー、年寄りは眠くなってきたから、帰るぞ!」
神の声には、従うだけです。
神様がJRで、
御神殿に帰るのをお見送りし、
我々はもう少し飲もうかと話をしたり、
気付くと、11時を過ぎており、
やっぱり帰ろうかという、分別もあり。
湿気た空気の中、家路につきました。
やっぱ、神様と飲むお酒は、
大変ありがたく、また美味しく。
そんな夜でありました。
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