はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
最近ブログを書いていない。
気がつけば、他の人のブログを読んでさえいない。
これはどういうことだろうか?
インターネットの海を漂い、貪欲にそこにあるもの飲み込んでいたのに。
その海に対して、多少なりとも遠泳を挑んでいたのに。
飽きたのかもしれなし、つまらなくなったのかもしれない。
この現症に対して、私は分析を試みたくなった。
「そのへんに転がっている」ものを分析とは呼ばない。
承認欲求がどうのとか、ブログの収益性がどうのとか。
そう言う類は、感想であって分析ではない。
分析をするには、脳みそをぎゅっと押しつぶしながら自分というものへの探索が必要だ。
これを洞察という。
ここで自分といったけれど、それほど「自分」というものが確定しているとは思わない。
人は「個人」という独自性にうぬぼれ過ぎである。
自分というものは、我々と自分が思うものの一員だし、影響も受ける。
つまり、個人の精神の探索は、大きく言えば社会のごく一部への洞察でさえある。
さて、本ブログは1900本近く記事がある。
そのうちどうでもいい話が1880本ほどある。
つまり、どうでもいい記事を大量に書いてきたのだ。
ということは、意味のある記事を書く気がそもそもなかったわけだ。
それでもそれほど続いてきたのには、なにかしらの動機があったはずだ。
こういうのを妥当な推論と呼ぶ。
chuff.hatenablog.com
どうも、それが枯渇している気がする。
じゃあ、それはなんだ?
という素朴な疑問から、久しぶりにキーボードを叩くことになったのであるな。
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