CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。少しもの知りになれるかもです。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

オーダースーツの難易度 襟の形ひとつで小一時間

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スーツの襟の形。

これをラペルといいます。

時代の流行り廃りで、違いの大きいところですね。

 

さて、初オーダースーツの友人X氏。

 

chuff.hatenablog.com

 

ラペルでまた小一時間だそうです。

ちなみに、彼の体験は結構特殊だと思います。

オーダースーツは、もっとシステム化され

こういうタイプのテーラー

あまり出会わないはずですよ。

 

じゃあ、襟の形の小一時間を

聞いてみましょう。

 

 

食事の後、X氏の馴染みのバーへ。

 

8 「なかなか良いお店ねー」

X 「ギムレットには早すぎる、ッテ感じのねw」

8 「いやー、オーダースーツの愚痴言う場所とはとても思えない!」

X 「俺には強い武器がある」

8 「ほう、それは?」

X 「開き直り力であるな」

8 「ゲラゲラww」

 

X 「で、ラペルに行くわけね」

8 「シングルかダブルか。とかそこは?」

X 「君ねえ、僕はもう、ボンド、ジェームス・ボンドw」

8 「ああ、そうねえw From Russia with love だったよねw」

 

 

X 「当たり前です。グレーのシングルにしたんです」

8 「というより、そこへ逃げたんでしょう?」

X 「必然的な偶然というやつだな」

8 「専門的にはコンステレーションと言うのだよ。まあ、言い訳だがw」

 

X 「な、なにをw!」 

 

8 「ところでラペルだ」

X 「うむ、そうであったね」

8 「ってことは、ノッチドラペル?」

X 「当然であろうよ、君。俺は逃げておるのだよ全力で」

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いわゆる普通の襟ですね

8 「テーラーは許してくれたの?」

X 「それが、全力で説明してくれるのよ。。」

8 「まあ、そりゃそうでしょうなあ」

X 「やたらと襟を広げたがるお客様、細くしたがるお客様、いろいろいらっしゃるとか、いろいろね」

8 「カタログを見せながら?」

X 「そう、そこで聞かれたのが、サイドベンツかセンターベントか」

8 「襟とどう絡むの?」

X 「って思うでしょ?」

 

ここで補足しておくが、センターベントってのは

ジャケットのお尻が真ん中で割れているわけです。

サイドベンツは、横で割れておるのです。

こういうのですね。

 

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8 「ボンドなら、イギリスだからサイド一択でしょう?」

X 「俺もそう思ったんだけど、あれってトイレ不便でしょ?」

8 「????」

X 「ほら、大するとき、なんとなく気にならない?」

8 「ああ、確かにwww」

X 「それでさ、それも相談したわけ」

8 「うんちのネタをテーラーにw?」

X 「ほら、俺もう金玉袋の話しされてるからさ。ウンチも平気よ」

 

8 「ゲラゲラヒーヒーww」

 

身も心も

身も心も

 

 

8 「テーラーさんはなんて?」

X 「殺し文句を言いやがった」

8 「?」

 

X「せっかくのオーダーですので、いかようにもお好きな方を」

 

8 「確かに!そりゃそうだ」

X 「もうね、俺は考えたくなくなってたのね。それで言ってしまったのね」

8 「おお、ついに怒ったのか?」

X 「いや、『普通でお願いします』って」

8 「お前、サイテーだなwっw」

X 「でもさすが、職人だよね。『普通はございません』って」

8 「wwwwwwwwwwwwww」

X 「はいはい、サイドベンツでいいです!って言ってやった!」

 

8 「全然『言ってやった』ぽくないw!」

X 「わかってるって!ww」

 

8 「で、ラペルとどう絡むの?」

X 「そこさ!サイドベンツの場合、ゴージラインをあまり上げないほうが良いです、とか教えてもらった。それにピークドラペルもオススメしないって」

8 「へえ、そんなの関係あるんだね。言われてみればそうか。ピークドなら、ノーベントの方がいいかもね」

X 「で、ここから修羅が始まるのね」

8 「えっ、ここはまだなの?」

X 「ゴージラインは、ネクタイの結び目より何ミリ上げますか?とか聞かれた」

 

8 「しらねえよーそんなこたあ!」

X 「でしょう?知らないよね?考えたことないよね?」

 

8 「ないないwww」

X 「そこでまた不毛なやり取り。『普通でお願いします!』

 

8 「もう、これは最終兵器だな」

 

 

X 「このあたりになってくると、もう自信たっぷりになってくる不思議」

8 「普通でお願いするのなら、吊るしで良いんじゃあ?」

X 「ノンノン!」

8 「なにがノンノンですか?」

X 「これは、これも含めて楽しむべきことなのです」

8 「じゃあ、なんで俺に愚痴ってんだよw?」

 

X 「辛いからに決まっているでしょう!」

 

襟はノッチド。

シングル。

サイドベンツ。

 

ここまでは決まったようです。

まだまだ道は遠く険しいのです。

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