現代のオーダースーツは、
基本分業制になっておるザンスな。
テーラーは指揮官で、
全てをやるわけでもないザンス。
ところが、X氏の行った有名店〇〇は、
一人の職人がすべてを仕上げるのですな。
もちろん、そうなるとお値段もお高くなるし
職人さんとの徹底的な打ち合わせも
必要となるんザンスね。
その世界に足を踏み入れたX氏。
生地に続き、採寸の世界に行きます。
そのへんのイージーオーダーとか
とりあえず作ってみた!とかとは違う
スーツ沼の入り口にようこそ!
8 「で結局どうしたの?」
X 「ジェームス・ボンドのショーンコネリーにします、と言った」
8 「ゲラゲラ!!!無難というか、逃げてると言うかw」
X 「自分でもそう思うけど、それでいいと思ったのね」
8 「グレイフラノ?」
X 「そう、ロシアより愛を込めての感じね」
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8 「それいいザンスよ。ワタイもグレーが最高だと最近思うザンス」
X 「でしょ、でしょ?で、採寸なわけね」
8 「型選びより、採寸が先なの?」
X 「実はそうなのよ。その採寸から型を選ぶという流れね」
8 「へえ。そこもなんか深いものありそうザンスね」
X 「それがあるのよ。。。」
8 「ごめん、俺ワクワクしてきたw」
X 「まあ、笑ってやってくださいな」
ここから巻きで言うザンスね。
普通にいろいろ採寸するわけザンスけど、このスーツを何年着るつもりかまず聞かれたそうで。肩の位置や肋骨に経年変化が出るらしく、そこを踏まえた採寸。
部屋の中を歩かされ、しゃがんだりした直後に採寸。
そして、普段彼の金玉はセンターからどちらにあるか、確認されて採寸。
下着はトランクスか、ボクサーか、それとも他のものか、確認されて採寸。
好きな靴の種類や、好みのヒールの高さ聞かれて採寸。
一番自分がカッコよく見せたい場面を再現して、採寸。。。
8 「金玉の位置ですか・・・」
X 「その時、しばらく考え込んでしまったわ・・・」
8 「そうだろうねえ。。で、一番カッコよくって?」
X 「これね、俺も意味わかんなくてさ。聞いたら、歩いているときか、立っているときか、座っているときか、とかあるわけよ」
8 「なんて、渋い世界!」
X 「でもそんな事考えてなかったのよ!」
8 「そりゃそうだwwww!」
X 「昔は、ダンスのときに一番カッコよく、とかあったらしいのね」
8 「なにその激渋な職人」
X 「採寸ってさ、基本データーだから、あとはそれを利用して使うと思わない?」
8 「そう思っておったザンスよ・・。」
X 「案外人間のサイズって変化するらしくてさ、間違うと窮屈になるらしいのね」
8 「なるほど、確かにそうザンスよねえ・・」
X 「この時点で、既に二時間経ってるんで、俺はもう帰りたいわけ」
8 「うんうん、わかるわかる」
X 「金玉が普段どっちかなんて考えてたら、もう脳みそおかしくなったw」
8 「しかも高い金払ってw」
X 「そうそうww。なんか王将でも行って、チャーハンにソースぶっかけて食べたいような気分。お分かりいただけるかしらwwww!!!!」
8 「もう、餃子を箸でぐちゃぐちゃにして、白ごはんの上にタレごとぶっかけて食べたいような気分ザンスねwwっw」
X 「でもそういうのって悔しいじゃない?」
8 「ゲラゲラwwww!堕ちることはいつでも出きるものザンスからね!」
X 「だからがんばったさぁ↗」
8 「出身北海道だっけ?」
X 「あっ、なんか今訛ってたねw」
8 「でさ、今どこまでいってんの?」
X 「仮縫い」
8 「ラペルやゴージラインとか、基本シルエットとかは?」
X 「よくぞ聞いてくれました。。ここからが本番なわけです」
8 「えっ、マジくどい!」
X 「君がそれ言う権利なし!!!」
フルボディのワインが一本空になり
おまかせ料理も出尽くしたので、
店を変えることになり、お話は続くのでした。
(えっ、マジくどくない?いいんですよ、それで!でクリック!)
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