今回は、オーダスーツの落とし穴。
ボタン選びだそうです。
なるほど!
ボタンね!
なーんか、ちょっとマニアックな層が
食いついてきておりますねえ。。
まあ、オーダースーツの既成概念を突き破る
果敢なるX氏という男!
いってみませう!
河岸を変えて、語り続けるX氏。
カウンターに着いた手が、彼の苦悩を物語るようザンス。
それに比べて、ワタイの手元にあるグラスは
なんか、笑ってるように見えるザンス。。
X 「8マンちゃんって、ボタン屋さんって行ったことある?」
8 「ボタンは好きザンスけど、それはないザンスなー」
X 「スーツって、ボタン要るでしょう?」
8 「そら要るでしょう、服なんだから」
X 「では次にボタンを選びましょう、ってなってな」
8 「またドドーンと出てきたんでしょうなあ・・」
X 「普通さ、水牛とか貝とか、せいぜいクルミボタンとかじゃない?」
8 「まあ、ワタイもそんなもんザンスなあ」
X 「コレがまた、腐るほどあってさ・・」
8 「で、またテーラーさんは『お好きなのをお選びください』なのw?」
X 「そう、そこで俺はコレまで通り「普通のでお願いします」にしたわけ」
8 「素直で良いザンスね〜」
X 「ところが、ボタン選びはスーツの基本スタイルと、値段に露骨に影響すると教えられたわけ」
8 「値段に影響?」
X 「ワシントン条約に引っかかる、デッドストックしかないものとかあるわけ」
8 「うっそ!マジザンスのー!」
X 「そうなると燃えるじゃない?」
8 「ゲラゲラわからんでもないザンス。基本スタイルと関わるっていうのは?」
X 「ほら、今回『俺はボンド、ジェームス・ボンド」スタイルに逃げてるから」
8 「あれって、2ボタンのグレイフラノだったよね?」
X 「そうなんだけど、ここだけは俺の好みで3ボタンにしてもらった」
8 「ああ、そういうのオーダーメイドぽくていいザンスね」
X 「テーラーさんが『そうそう、そんな感じで我儘おっしゃってください』って。俺わがままなの?違うよね?これくらいはいいよね?」
8 「ゲラゲラwwwwww。既に被害感wっw」
X 「あったりまえだよ!何回トイレ行ったと思う?高級ボタンって一つ5千円はするんだぜ!」
8 「えっ?」
8 「そらトイレ行きますなー」
X 「で、水牛のボタンにしてさ、結局」
8 「ウンウン、それが良いザンス」
X 「袖は4つ、前は3つ、サスペンダー用のボタンも追加」
8 「オーこなれてきた感じザンスな。修羅場は人間を強くするザンスね」
X 「しかし、これではすまない」
8 「えっ?」
X 「『ボタン位置はどうされますか?』って次に聞かれた」
8 「ごめん意味わからない」
X 「ポケットの雨蓋あるやん?あれより何ミリ上げるか下げるか」
8 「あー、そういうとこまで。。。」
X 「で、俺なんて答えたと思う?」
8 「普通でお願いします!」
X 「正解!」
8 「もう吊るしじゃねーか!」
X 「それは言わんでくれ!」
男たちの夜は、まだまだ続くのザンス。。
参考までに、ワタイが昔着ていた
ゴルチエのシャツの美しいボタンをお見せするザンス。
ワタイ、結構ボタンためてしまうんザンスね。
それでもコレは美しいと思っておるザンスのよ。
コレに光を当てると、色が変わるザンスね。
記事を書いていて、このボタンを思い出したザンス。
写真を撮ってみると、テーラーさんの気持ちもわかるザンス。
小さなボタン。
でもこういうところに、神は宿るのかもしれんザンスね。。
次回、ついに仮縫いへ!
(たかがボタン、されどボタン。男X 、どこまで行くの?でクリック!)