ルーティンというのは危ないですね。
意味を問うことを忘れ、埋没するわけです。
誰だってね、どここかで退屈な日常から
逃げ出したいはずなんです。
ところが、大人になるとそういうわけにもねえ。
しかしですねえ、そこは工夫という
経験から得た知識があるわけです。
青さんの場合、燃費とか細かい事抜きに
通勤にデカイバイク使いだしたようですね。
その中で踊る心。
胸に迫るなにか。
いいじゃないでしょうか。
ではさっそく！
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遠くに行けないのなら近くに行けば良い。
では、近くに行くことも難しいのならどうする？
私の解は、轟天で通勤！
でありました。
去年の今頃といえば…
ああ、久しぶりの福岡に
ほろ苦い気分を味わったツーリングですねぇ。。
ちょっと思い出すだけでも
なんとなくゾワゾワしますが、
阿蘇を片付けて意気揚々と福岡に向かった
という経緯がありますから、
やはり今年はちょっと距離が足りておりません。
例年通りだと、6月最初の週が
梅雨入りですから、今年もそろそろ
そんな時期です。
梅雨と言っても毎日降るわけでもなく、
ガチンコなのは7月に入ってからでしょう。
例年、6月の終わり頃からの
梅雨は緊張感があります。
去年は夏、耶馬渓で心を折られましたが
今年は違います。
いくつか対策もやっておりますし、
目的地を工夫することでしょう。
おそらく、
「ぐるっとくじゅう周遊道路」
にいどむのではないでしょうか。
標高が高い場所を走れば
暑い時期だってへっちゃらじゃないかしら、
という発想ですが、さてさて…
ともあれ、今は長崎市街を
走る程度でも十分です。
なんか頻度が高いので
技術が上がっているような気もします。
結局の所、月に一回400キロ走
るツーリングをやるより、その距離を
一ヶ月に分割して走るほうが
上達は早いのだと思います。
反復は偉大なり。
もっと言えば、長崎は路面電車が走る街。
難易度がちょっと高めなのです。
道がわかりにくい、というのも
特筆すべき点ではありますが、
何しろここに40年近く住んでおります。
そこは問題ありません。
だいたい往復20キロ。
行きは強烈な日差しの下を、
帰りは肌寒い薄暮の中を走ります。
時間と方向によって変わる風景は、
ただ心地よくて。
ゆっくりと残照が山陰に
去っていく帰り道など、
ふらっとそのまま高速道路に乗って
どこかに行きたいな、という気持ちが
頭をもたげます。
どこの家から漂うのか
夕餉の支度の香りが家路を急がせます。
昔はカレーの匂いで心を踊らせましたが、
最近は何かを煮ているらしい
醤油の香りで鼻をくすぐられると、
たまらなく腹が減ります。
延々と渋滞に巻き込まれるようなら
話は違うんですが。
私のルートはそれほどでもありません。
バスの後ろで排気ガスを浴びながら
山を登る程度のことはどうということもない。
バイクはやっぱりいいですねぇ。
いろんなことがありますが、
爆音も爆走も必要なく。
ただ国道をトコトコ走っているだけで少し、スッキリします。
風になりたいなんて
青臭いことは言えませんが、
風に吹かれているってのは気分が良いな、と。
改めておバイクを得た喜びを
噛み締めているこの頃でありました。了
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風を浴びる気持ちよさ。。
何年乗ってもありますねえ。
肉体という現実から、何かが引き剥がされてゆくんです。
あれはロング・ライダーズしか分からない何かかもしれません。
でもよく考えれば、青さんがバイク買ったの去年ですよね。。
よくやりますよねえ。。
夕餉の刺激が、カレーから煮物に変わっても。
あの時間に訪れる魔法の力を
忘れたくないものですねえ。。
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