私、美味しいデコポンを
食べたことがないのだな、と
悲しい事実を知りました。
あんなに親しいのに？
知ってました？
デコポンって、不知火って品種の
エリートブランド商品名であると。
私は知りませんでしたねえ。。
青さんの「デコポン」解説。
ではさっそく！
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デコポン。
私、柑橘では
一番好きかもしれません。
問答無用の甘さと酸味、
みずみずしさはちょっと
感動的なほどであります。
温室ものは、
一玉700円以上するのが普通
の高級品でありますが、
贈り物にちょうどいい。
普段世話になっている母方の叔母へ、
年末に一箱届けるのが
恒例になっております。
この柑橘は熊本が一大産地で、
清見とポンカンの配合種であります。
実はこのデコポン、
品種的には「不知火」という名前なのです。
「不知火」の中で、
糖度などの条件をクリアしたものだけが
「デコポン」を
名乗ることを
許されております。
つまり、エリート。
だからまぁ、
ほとんど外れなく美味いんですね。
「デコポン」と書いて売ってあるものならば。
ただ問題が一つ。
このルールをちゃんと
守っていないお店もあるんですね。
出荷側は「不知火」と「デコポン」
はしっかり分けておりますから、
箱を見せてもらえばすぐわかります。
では、「不知火」は
「デコポン」より劣るのか？
そうとも言えないのが
問題の難しいところであります。
審査して合格すると
「デコポン」。
審査には機材が必要です。
それがどこの選果場にも
あるわけではないし、
そもそもJAを通さないと
名乗れないそうですね。
そういう場合はたとえ条件を
満たしていても、
「デコポン」とは名乗れません。
しかし、味わいは
「デコポン」に劣らない
という事があるわけです。
果物はどうしても、
当たり外れがある。
生産者か果物屋のどちらかで、
信頼できるところを
持っているのが一番ですな。
私は甘かろうと酸っぱかろうと、
味がはっきりしてさえいれば、
美味いと感じる人なので
お力にはなれそうもありませんが…
路地の「デコポン」も
大変美味しいのですが、
1月中旬〜下旬ぐらいのハウスは
衝撃的に美味いものに
出会うことがあります。
そう考えると、
少し早めの収穫なのでしょうか。
暮れに出るハウスは
酸味が強い場合が多い気がしますな。
酸っぱい「デコポン」は
日をおけば甘くなるんですが、
そういうのも関係している
のかもしれませんね。
これから本格的なシーズンに
入る「デコポン」。
暖冬の影響がどんなものか
少し心配ですが、
来月は天草で
買い付けてこようかと思います。
露地物がでだすと
値段も落ち着きますから、
贈答にしようかしらと思うのです。
しかし柑橘は
けっこうあちこちで作っている
場合がありましてねぇ。
名産である「みかん」も、
和歌山、愛媛、静岡の御三家を
向こうに回し、長崎は中堅ながら
頑張った年末だったなぁ、
と懐かしく思い出されます。
ついこの間の話なんですが。
猛烈な忙しさだった12月に比べ、
じつにゆったりとした1月。
毎年、成人の日ぐらいまでは
どうにもぼんやりしがちです。
正月でしっかりと緩めた気分を、
連休明けにはキュッと引き締めないと。
自分にムチを入れる感覚で、
時間を見つけては
めんどくさい本を読んだり、
寒風の中を黙々と歩いたり
するこの頃でありました。了
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一玉700円ですか。。
なかなか豪気なお値段。
でもね、いいんですよ、それで。
大衆相手に商売してたら
それは搾取ですからね。
そんな事やってたら、「いいもの」は
作れませんからね。
第一、縁起物や贈答物ってのは
こう、勢いがなくっちゃいけません。
柑橘類のポルシェですね。
なるほど！
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