衝動的行為から作法という完成形に至った「青さん」。
一つの問題に出会ったわけです。
問題は、工夫とさらなる思考で突破してゆくものです。
その結果、青さんの世界は、
刹那を普遍的なものへと進化させてゆきます。
こういう瞬間を見ることができるチャンスは、
そうそうありません。
いわゆる「道」、が出来上がる瞬間です。
でもここは大人の部屋です。
誰でも入っていいわけではないのです。
わざわざ嫌な思いもしなくてよいのです。
それを厭わない大人のあなた。
そっと静かにお入り下さい。
さあ、完結しますよ。
お作法の手順は、明確に示されます。
では、どうぞ!
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私の出会った非情に現実的な問題。
私を忘我から現実に引きもどしてしまう、
現象学的難問。
雨が耳に流れ込んでくるんですね。
まさに、寝耳に水です。
これは我慢するとかしないとか、
そういう問題ではありません。
対策が必要になりました。
さて、どうしたものか。
考えた結果、枕を使うことにしました。
と言っても、
普段使っているものを流用する訳にはいきません。
なにせ、使う場所は大雨が降っているベランダ。
ほとんど野外です。
しかも、コンクリートの地面。
ちょっとした水たまりです。
ちょうどいいものはないか…
と折に触れて探していましたが、
なかなかいいものが見つかりました。
2リットルのペットボトルです。
使い終わったものに、
水道水を満たしておけば、動きにくくていいですね。
高さ、柔らかさが絶妙でした。
これで、私の作法は完成しました。
青流合一法度
心得
① 強い雨が降る汗ばむ夜をまつべし。
② 何はともあれ、お風呂の用意すべし。
③ 20分後に適温になるように調整すべし。
④ 大きめのバスタオルを用意すべし。
⑤ ちょっといい厚手のものならなおよし。
⑥ ベランダの出入り口に足拭きを用意すべし。
所作
① 生まれいづるままになるべし。
② 静かに外に出るべし。
③ 枕をそっと置くべし。
④ 姿勢を整え合一に向かうべし。
残心
① 終えたれば、速やかに室内へ入るべし。
② タオルまといて、雫を落とさぬように風呂場へ急ぐべし。
③ 湯船に体を浸し十分に温まるべし。
④ その際、自然と自分の合一を推敲すべし。
⑤ 湯から離れたるは、速やかに就寝すべし。
私の場合、扇風機の風だけで、
大変上質な睡眠
を貪ることができました。
これが、私の秘祭のすべてです。
こういうのは若気の至りなのでしょうが、
若いうちに限らず、
何かをやってみようと思った時は、
やってみたらいいと思うんですよ。
私の場合は、ご迷惑をおかけしない、
という前提は強固にありますが、
そうじゃなければ色々試しております。
試してみたものの中で、
比較的軽めのもの。
つまり、ご披露できる程度の恥ずかしい話をご覧いただきましたが、
別にご覧のあなたは、誰に話さなきゃならんということもないですからね。
ぜひ、思いつきがあって機会があれば、
どんどん試してみることをおすすめします。
話せないことのほうが多いですよ、私も。
バイク免許も自然との合一も、
私にとっては挑むべき何かだったんですね。
さて、次は何をしよう。
とりあえずは、目の前の年末を片付けることだな、と。
大人らしい結論で、今回はここまで。
それでは。
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おお。。。。
素晴らしい。。。
「道」というのは、なんとも合理的なものです。
無制限の陶酔を制御するものでもあります。
ご興味おありの方は、こちらをどうぞ。
それにしても、すげえな青さん。。
今回のシリーズは、青さんが10年以上昔に体験したことを、
俯瞰的に体系化したものです。
私、若き青さんの、ライブ文章も読んでおります。
青さんの了解も得ておりますので、
臨場感溢れる若さの猛りを、
未編集で、近々お届けすることになると思います。
今回までが「俯瞰編」。
しばし、お楽しみにお待ち下さい。。
(だから、エロなんだろ?と言われたんです。ええそのとおりですよ。何か問題でも?そこでクリック!)
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