高倉健が亡くなって何年になるでしょうか。
私がスマホを買った日に速報で画面に出てきたのが訃報でしたな。
まあ、好きとかきらいとかを超越したところにいた人ですなあ。
青さんは健さん大好きなようですなあ。
長崎が舞台の「あなたへ」という映画。
性格的にコロナ自粛を維持しちゃう青さんも、やはりもう限界らしく。。。
まあ、近所だし行っちゃう?って話みたいです。
長崎ロコの青さんの地元巡礼オートバイの旅。
ではさっそく!
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巡礼とは心の旅である。
きっと、どこかの誰かが名台詞として残しているであろうフレーズです。
でもね、原典を探すほどではないですよ。
信仰の旅なんだから、そりゃあ心の旅だろうよ、と。
その程度の話です。
で、巡礼。
近頃ではスタンプラリーと化した御朱印帳やら、アニメの舞台を巡る旅などが思い浮かびます。
アニメを見る時間がないので、すぐそこの佐賀を遊べるであろうゾンビランドサガにも手を付けられずにいます。
これは単純に性格の問題なのですが、結局今年も上半期は県境を超えずに終えそうです。
ぼかぁね、虹の松原をアホみたいに往復したいわけですよ。
あげく、うっかり糸島まで行っちゃって、魔法のうどんを本店で食いたいわけです。
牧のうどんであります。
いつかやったなぁ、こんなことは。
面白かったことだけが記憶に残っていますよ。糸島の白砂青松、、長崎も海だけは売るほどあるのですが、旅先の風景というのはやはり特別なのであります。
なのでね。「よし、いくぞ」と。
その気になれば、大したことはない旅先なんです。
以前、ちょいと昼飯を、という気分で走り出してたどり着けた程度の距離です。
牧のうどん加布里本店まで、だいたい片道150キロぐらいですか。
タイヤ四本なら大事ですが、二本のタイヤで走り出せば、それほどでもないと思いますよ。
そうそう。そういえば、CB400SFの歴史が終わるそうですね。
天下のスーフォア。
廃番になったとしても、そもそも売った数がどえらいので、しばらくは部品の心配などはしなくてもいいと思います。
さすがの「優等生」であっても、400ccでは環境対策に限界があるのでしょうねぇ…
閑話休題。
巡礼です。
以前、生月〜平戸で高倉健の痕跡をたどりました。
「あなたへ」という映画のロケ場所を巡る旅です。
直前に映画を見直しておけばよかったのですが、しばらく前に見た映画の割に、うまく痕跡を辿れていたみたいです。
物語の終盤。
薄香漁港で色々やっている高倉健が、田中裕子からのはがきを見る灯台のシーン。
実は、その灯台は平戸のものでなく、長崎市の沖に浮かぶ伊王島の灯台なのです。
編集の妙味ですね。
全く別の場所なのですが、長崎を舞台にしたドラマや映画ではよくある話です。
さだまさし原作の映画だかドラマだかで、たしか鳴滝あたりの墓地から下ると柿泊の白浜海岸についちゃうという編集を見たことがありますよ。
早朝の交通量が少ない時間にすっ飛ばして30分弱かかる距離ですが、まぁね。そういうものです。
伊王島灯台を、そういうふうに差し込みたくなるような気持はよく分かる。
わざわざ行く価値がある、いい灯台ですよ。
私が住んでいるのは202号線沿いなので、沖に伊王島がみえます。
直線距離だとすぐそこです。気軽にぽいっと出かけましょう。
そう思い出発したのは、4月17日の7時ごろでした。
伊王島。
今でこそ、バイクでちょろっと出かけられる場所になりました。
橋でつながったわけです。
しかし数年前までは大波止から船に乗って向かう場所でした。
だからでしょうね、伊王島ってやっぱりちょっと特別感があるわけです。
長崎市民が小一時間で旅情を味わうなら、伊王島は最適であります。
走り出せば風はひんやりとして、実に心地良い。
このままどこか遠く、、と鼻歌交じりで女神大橋。
長崎港をまたぐようにかかっていて、大変良い景色です。
バイクだとあまり油断できない風が吹いている橋ですが、この日は微風でした。
日曜日の朝なので、交通量は随分少ない。
平日だと造船所に向かう人々でかなり込み合うルートを、快適に走っていきます。
小ヶ倉から香焼。
巨大な造船所が立ち並ぶ風景を走り、伊王島大橋へ。
橋を渡りながら見えるのは、右に長崎市街、左に高島、そして軍艦島。
朝の日差しを受けて、海は一面の金波。
春の潮風と相まって、なんとも言えないいい気分です。
橋を降りて、少し走ると高台に教会が見えます。
馬込教会であります。
伊王島は交通の便が悪い場所です。
つまり僻地なんですね。
長崎で僻地とくれば、当然のように隠れキリシタンなのであります。
特に伊王島はそれが顕著だったようです。
この自治体は日本の中ではカソリック信者の比率がぶっちぎりなんです。
だいたい、人口の半分がカソリック。
下手すると、奈良県のあそこの市民における信者さんの比率より高いかもしれません。
総人口が700人弱の離島。
しかしかなり立派な教会堂がある。
あおれにはそういう理由があるのでしょうな。
現在の伊王島はリゾートホテルを中心とした観光と、漁業が主力の産業だそうです。
そもそも、自動車が走り回ることを前提にしていなかった島です。
架橋して、私みたいなのがのこのこ自走する乗り物でやってくるわけです。
となると駐車場の整備が追いつかないわけです。
つまり歴史的に有名なんです。
しかし、伊王島灯台の最寄りの駐車場は1.8キロ離れています。
近くまで行ってみると、なんとなく駐車場っぽい場所はあります。
でも駐車場ではありません。
ですから、皆さんが伊王島灯台を目指す場合は、バスで灯台を目指すか、自転車を借りるか、あるいはウォーキングするか。いずれかの方法をおすすめいたします。
どうにかして私も灯台にたどり着いたのは8時前。
日差しにはまだ、朝の気配が強く残っていました。続
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なんというか、2キロ近く歩いて灯台に向かう趣味は私にはないのです。。
てか、灯台ってそんな行きたい?とさえ思っちゃうわけです。
しかし、世の中には灯台マニアは結構多い。
多分灯台撮らせれば世界一なカメラマンの作品集を私は持っております。
それがこの御方
ジャン・ギシャール。
胸に迫る灯台写真を撮ってますねえ。。
例えばこちらとか。
こちらとか。
ライトハウスでありビーコンであり。
ファルスでありヴィーナスでもあるわけですなあ。
とまあ、灯台はなんかいいですなあ。。
歩いて行きたくはないけれど。。。
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