CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

ロコの名にかけて! 三太夫って誰?

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今日ね、三太夫という人の話です。

でもね、それが誰かわからないのです。

 

まさか毒蝮さんじゃないですもんねえ。。

まあ、そこはそれとして。。

かんころ餅の材料であるサツマイモを買い付けに行った青さん。

 

chuff.hatenablog.com

 

こういう謎を見つける才能。

これはね、日々の精進ですよ。

そうでなきゃ、ふーんで終わる話です。

 

謎は深まるロコの世界。

ではさっそく!

 

 

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途中、直売所に立ち寄ってお野菜など買いつつ、

農家の方との待ち合わせ場所に到着しました。

少し予定より早かったようでまだ来ていないようです。


待つ間、そのあたりをブラブラしておりました。

その時、ちょいと気になる物がありました。

 

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さて、、どうしましょうか。

「太田和公民館」と書いてあるので、

誰かが適当に突き刺したものではないらしい。

ローカルな文化財というのはあるものだし、

地域の伝承は大切にすべきです。

しかし、これは難問です。

三太夫岩」という史跡は、

三太夫という人物が落ちて死んだ岩だという説明がなされています。

この際、三太夫が誰なのかという問題は置きます。

そこはあまり気になりません。

 

今そこにある多言語なニッポン

今そこにある多言語なニッポン

  • 発売日: 2020/06/11
  • メディア: 単行本
 

 

 

彼、もしくは彼女がどんな人物であったかよりも、

落ちて死んだ岩が見当たらないことのほうがよほど重要です。

無いんですよ、

落ちて死んだ岩が!

どこにも見当たらない。


例えば日本海が見える断崖絶壁に

東尋坊」と書いてあれば、東尋坊という人物に意識が行くわけです。

断崖絶壁が目を奪い、

こんな場所で命を落とした東尋坊という人はどんな人物であったか?

となるわけですね。

 

昔、平泉寺には数千人僧侶がいた。その中にいた東尋坊という僧は、怪力を頼りに、民に対して悪事の限りをつくした。東尋坊が暴れ出すと手がつけられず、誰も彼を押さえることが出来なかった。東尋坊はまさにやりたい放題、好き勝手に悪行を重ねていたので、当然のように平泉寺の僧侶は困り果てていた。また東尋坊はとある美しい姫君に心を奪われ、恋敵である真柄覚念(まがらかくねん)という僧と激しくいがみ合った。

 
勝山市平泉寺にある坊主「東尋坊」の住居跡。粗暴を理由に仲間の僧達から海のこの断崖から投げ込まれたので、「東尋坊」と名付けられた[3]

そんな寿永元年(1182年)4月5日、平泉寺の僧たちは皆で相談し東尋坊を海辺見物に誘い出す。一同が高い岩壁から海を見下ろせるその場所へ着くと、早速岩の上に腰掛けて酒盛りが始まった。その日は天気も良く眺めの良い景色も手伝ってか、皆次第に酒がすすみその内、東尋坊も酒に酔って横になり、うとうとと眠り始めた。東尋坊のその様子をうかがうと一同は目配せをし、真柄覚念に合図を送った。この一同に加わっていた真柄覚念は、ここぞとばかりに東尋坊を絶壁の上から海へ突き落とした。平泉寺の僧侶たちのこの観光の本当の目的は、その悪事に手を焼いた東尋坊を酔わせて、高い岩壁から海に突き落とすことにあった。 それから49日の間、海は大荒れとなった。

 

しかし目を奪われるべき岩がない「三太夫岩」は、人物などどうでも良くなります。

つまり私はこういいたいわけです


「イワはどこだ!?」


長崎の山の中の道沿いで、つげ義春というのも乙なものですねぇ。

 

 


話を戻して三太夫岩。

落ちて死んだ、という場所ならば

崖やせめて「岩山」だと思うんですがねぇ。。


「いくらなんでも、これから落ちては死なんだろう」

 

であるならば、きっと心に残らない。


三太夫岩」と書かれた杭はある。

しかし、岩がない…ん?


よく見ると、杭の根本に石が。

いや、このさい岩と呼びましょう。

しかし、持ち上げる事ができるほどの大きさですし、

このサイズの岩から「落ちる」というのは

日本語としてどうなんでしょうか。

 

しかも、もとからここにあったという感じでもないし…

やはり、これは三太夫岩ではないようです。

これね、三太夫「に」落ちて死んだ岩なら、

言葉としてちょっと違和感はありますが意味はわかる。

落石注意であります。

ただねぇ。「が」なんですよねぇ。

道路を挟んで反対側の藪の中。

そこに、岩場が見えるような気がします。

ひょっとしたらそれかもしれません。

いや、そうです。

そうしましょう。

昼でも鬱蒼としているヤブの奥に、ちらりと見える崖。

 

いや、岩。

太田和公民館が、地域の文化活動として設置した杭。

説明過剰の時代に逆行する、

端的にぶん投げた表記。

謎は多いが清々しい気分になりました。


岩を探しているうちに、約束の時間。

思っていたよりも大量の芋を、

きっちり車に積み込んで役目を果たしました。

 

昼ごはんはローストビーフ丼をゴチに。

なんかもうね、意味がわからないぐらいうまかったです。

 

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帰りは私がハンドルを握りました。

助手席もいいのですが、アクセルを踏んでいると気分が違いますな。

車もいい。

きっと、バイクならもっとよかろう。


連休は天気が怪しいのですが、

なんとかなるだろうという必勝の信念でどっか行きます。

行くことは決めたので、あとは目的地だな、と。

いつものパターンで旅の計画を立てている、この頃の私でありました。了

 

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わからない。。

三太夫が誰なのか。。。

しつこく調べたのに。。。

 

でね、青さんの文章も奇妙なんです。

三太夫は、何かから落ちて岩に頭をぶつけたんじゃないでしょうか?

で、その岩がその石ってことで。。

その場所がそこってことで。。。

 

こういうものって、公的予算で作られてんでしょ?

アナタニホンゴムズカシイデスカ?

とか訊きたくなるじゃないですか?

 

でね、考えたんです。

ここは思考がねじれる、そう言う空間ではないかと。

ムーによく出てくるアレです。

そう、アレだと思えば謎は解けます。

 

「ほら、あそこアレだから」

「ああ、あの人アレだから」

「ほら、アレはアレだから」

 

すべたの謎は、そう言うものですね。

意外とさ。

 

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