御衣黄桜。
ギョイコウサクラと読むそうです。
私も初めて知りました。
緑の花が咲き、白、赤と変わってゆくそうで。
なるほど、官位の色でいくと確かに御衣黃。
萌葱色ですな。そこから変わると。
いやあ、粋ですなあ。
へえ、江戸期の品種改良でのサトザクラと。
ほうほう。
それ撮ってきたみたいですよ。
ではさっそく!
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先日、ダムで桜を撮影したときのこと。
ボランティアで環境保全をしているらしい紳士から、
御衣黄桜も綺麗ですよ、と教えていただきました。
氏によると、御衣黄桜は
ソメイヨシノよりも遅れて咲くとのこと。
4月の下旬じゃないかな、
と言われておりました。
八重桜より、もう少し遅いくらいかな。
そう思って、近所の八重桜の満開を待ち、
再び桜の撮影でダムを訪れました。
八重桜の方はまさに満開。
ソメイヨシノならハラハラとくるタイミング。
御衣黄桜はちょっと盛りを過ぎているようでした。
知らない桜は難しい。
来年は、こまめにチェックすることにしましょう。
下から枝を眺めたところ、
良さそうなところもちらほら。
まぁ、、寄せて撮ればなんとかなるかな?
長い方のレンズを付けて、
寄せたり引いたりしてみることにしました。
ちなみに、全体を撮るとこんな感じです。
緑色の花が、徐々に赤みを帯びていく。
そんな特徴があるそうです。
遠目に見てほんのり赤みがわかるというのは、
すでに終わり頃ということでしょう。
まずは、できるだけ花の緑が残っているのからです。
歩きながら花を観察していると、、
これならどうだ。
撮ったときはギリギリかと思いましたが、
やはり青みは抜けて
赤くなる直前の色合いです。
遅かったな。
青空を背景にしてみましたが、
ソメイヨシノとは違った趣があります。
ソメイヨシノも色の変化はあります。
しかし、それは淡い。
それに比べてギョイコウの変化は鮮やかです。
緑色の花が黄色がかった白にかわり、
芯に赤が入る。
こういう艶やかな桜もいいものです。
あたりに目をやると
八重桜は花時が長いようで、
まだまだ美しい。
ソメイヨシノは風も桜色に染めてしまいます。
花色が景色に溶け出すような、
滲んでいくような印象があります。
それに比べると、
八重桜は確固たる咲きかたです。
幾重にも重なる
はっきりとした色の花が、
枝の先にそれぞれ咲き誇っております。
陽光を受け、
風に揺れている八重桜を眺めていると
少し元気になりました。
今年の春は、
例年より花を欲している自覚があります。
心がね、やっぱりちょっと
荒んでいるんでしょう。
よし。
次は岩屋山にいこう。
ヒメシャガがどうしても気になります。
去年も今頃でしたから、
おそらく咲いているでしょう。
次回は岩屋山山頂まで散歩しつつ、
おカメラです。
ここまではいい思いつきだったのですが、
ふと、山頂で三脚を使った撮影をしてみよう
と思いついたせいで色々大変だった、
といったところで本日はここまで。
それではまた。了
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今年は、例年より花を欲する。
なるほど、そうですねえ。
もう、みんな花誰かに届けたら良いんじゃないスカね。
生花市場は絶望的みたいなので、お助けにもなるやも。
今回、いろいろ思うところはあります。
現実と、マスコミの報道の激しいギャップ。
登場人物のセリフの陳腐さ。
最初に見た情報を真実と思いこむ一般人。
そして、なによりも各自が「自分はわかっている」
と思いこむ頑なさ。
罹患に怯える一方で、
誰かへの攻撃は熱心な人々。
確かに世界は変わりますな。
いいんじゃないですか、そろそろ。
変わっちまえばいいんです。
あとは適応だけの問題です。
片手にピストル、こころに花束
唇に火の酒、背中に人生を。
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