CHUFF!! チャフで行こうよ。

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リアル田舎暮らしを語る青さん

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田舎暮しというものが

地上の楽園とか言う人。

 

まあ、街の人ですよねえ。。

でね、青さんはリアル田舎暮しの人です。

といっても、長崎市の近くなので

田舎と言っても、本気の田舎ではありません。

 

本気の田舎で育ったワタイとしては

なかなかにぎやかな地方にみえるわけです。

ところが、話を聞いてゆくと

なかなか大変そうなわけです。

 

田舎というものの実態を

かいつまんでご報告。

なるほど、青さんこんな生活してんですな。

 

ではさっそく!

 

 

 

 

=========

 

田舎暮らし。

その「良さげな」イメージを

いったん捨ててください!

 

 

というところから本日は始めてみましょう。

私が住んでいる場所が、

 

「我が国の西域である九州。その西の果て肥前。その西部長崎。その西部にある西彼半島の、西の海岸沿い」

 

という、西方浄土感溢れる場所だ

というのは定期的にご案内しております。

つまり国道202号線沿いに住んでいます。

 

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いいとこですよ。何しろ夕日が綺麗です。

ただね、引退したあとに隠居所として

帰ってくるのは大変かもしれません。

 

私が住んでいる地域には、

ざっと6つの自治組織があります。

 

① 自治
② 育成協(青少年育成協議会)
③ 青年団

④ 消防団
⑤ 老人会
⑥ 婦人会

 

細かいことを言えばもっとありますが、

大まかなところでこの辺です。

横断的に複数所属するというのが普通で、

私の場合は「自治会」と「消防団」に所属しています。

 

多い人は①〜④に所属していて、

地域の行事で必ず見かけますな。

ご苦労さまです。

 

⑤と⑥は年齢性別の制限がありますから、

一番多い人で4つに所属するわけです。

 

これね、地下鉄があるところから

急に帰ってきて馴染めますか?

という話なんですよ。

 

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私は田舎の住民ですが、

土佐の山奥の田舎には移住できないと思います。

田舎ってのは、例えて言うなら

自然農法の畑なんです。

最初からそこで育てるから

作物は育つんですね。

 

 

農薬と化学肥料できっちり管理された

畑の種では、多分育たないと思うんですよ。

 

自然農法といっても、

畑の主によってやりようが違う。

だから、福岡正信式と

ヤマギシでは畑が違うわけですね。

 

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...大丈夫、

このへんはわからなくても

問題ない名詞です。

表現を変えれば、

合理化されていないわけですよ。

最適化されぬまま残っているのが

「田舎」なんです。

 

余裕がある、というと

強がりみたいなので

ガラパゴス」なのだと言いましょう。

 

世の中の流れに全く影響を受けない

わけではないけれど、おおむね地域の事情を

優先できる程度の閉鎖性があるのが

「田舎」なのだと思います。

 

なので、故郷であっても

急に帰ってきては対応できないかもしれませんし、

縁もゆかりも無い場所だと

かなり大変だろうと思いますよ。

 

そこで人生を過ごしたんだから、

その場に留まりなはれ、と。

不条理な世界で生きている田舎の人間としては、

面倒くさい正論を持ち帰られるぐらいなら

 

東京砂漠で枯れていけ!

 

と思うのでありますが、

そろそろ本題に入りましょう。

 

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消防団員であり、

自治会の活動もそれなりに

こなしている私は十分地域に

貢献しているのですが、

最精鋭たる人士は①〜④の

全てに所属しています。

 

これは、青年団組織が

ペーロン」というドラゴンボート

乗るグループが核になっております。

青年団はすべての地域活動に噛むから、

そのペーロングループの新年会に招待されました。

 

消防団にもペーロングループの若人は

所属しているのですが、彼らから

 

「火の番だけでいいんで来てもらえませんか」

 

という話はされておりました。

 

私は「頼まれたら全部受ける」

を信条にしておりますから、

安請け合いしていたのですがね。

 

まぁほら。色々あるじゃない?

人間関係だから。

 

若い連中とは何もなくても、

そこの親方連中と微妙なんですよ。

 

私は酔うと雪崩のように喋るんですが、

それはほら、相性があるでしょう?

私も普段は猫をかぶっていますが、

酔ったあとは遠慮しませんから、

 

おしゃべりにも教養がだだ漏れしちゃうんです。

 

それをね、

マウントを取りたいタイプの方は

あまり好まれないような印象があります。

 

これはもう、完全に私が悪い。

それはわかっていますから、

そっちには噛まないように

立ち回っていたんですね。

しかし、慢性的な人不足は

裏方でも同じ事情らしく、

ぜひとも、という要請を受けました。

 

「わかった。ただね、大人には大人の事情があるから。『オレが頼んだんですよ』という体裁を整えてくれ。それがないと、オレはそっちに噛めないんだよ。」

 

そんな話をしていた去年末でしたが、

先日新年会へのお誘いがありました。

2週間以上前の要請なので、

わざわざ私の席を用意してくれるのでしょう。

 

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ええい、ままよ。

相手によっては「用事がある」と

断る場面ですが、若い人がわざわざ

電話してきてくれたのを

断っては名が廃ります。

 

素知らぬ顔で新年会に参加することにしましょう。

心穏やかに生きたい私としては

不本意ですが、頼まれて

あとに引くよりはマシです。

 

「狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」

 

とは徒然草ですが、

ここは多分、馬鹿のフリして

飲んで騒ぐのが正解なのだと思います。

 

意地を通せば窮屈なのが

この世の常でござんすからねぇ。。

目立たぬように、

はしゃがぬように。

 

時代遅れ…は少し目立ちますから、

それなりに適応した男になりたいと、

常々考えている春節の私でありました。了

 

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ああ、なんとなく想像できる大変さ。

 

「俺から頼んだことにしてくれないと、絡めないんだよ」

 

なんて大変な!

何でも最近は移住ビジネスと言って

移住すること自体が

胡散臭い世界の入口ってのもありますからなあ。

 

体力と、気配りと、気遣いと。

 

あれ?それって街と同じやないのです?

 

(青さんの語る光と影。お天道様のあるところ影もあり!でクリック!)

 

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