ワタイ、古い車に乗っておりまして。
以前、突然足元からクラッチが消えました。
何、おわかりにならない?
ではこちらをどうぞ。
今回は、車検でマスターシリンダーからの
オイル漏れが発覚し、直したばかり。
なのに、また消えたんですね。
クラッチ。
数回踏むと、復活するものの
オッカナイったらありゃしない。
これはさすがにクレームですなあ。。
でT師匠ののとこに。
事情を話すと、さすがはお師匠。
「こりゃ、パーツサプライアーの問題だね。預かるから置いていきな」
そりゃそうだろ?
とか思ったあなた。
違うんですよ。
こういうの、当たり前じゃないんですよ。
新車の世界じゃないんですから。
「まあ、そういうこともあるよね」
とかで軽く済まされることも多いんです。
ですので、
いいメカを見つけられるかが、
運命の分かれ道です。
でね、どうもドイツ製のリプロの問題のようで。
リプロってのは、平たく言えばコピーパーツですね。
最近いろんなパーツがドイツからやって来る。
これはジュリアに限らず、古い車やオートバイでは
ごく当たり前のこと。
しかし、どうもドイツで作ってない様子。
中国で生産して、ちょこっと加工して
世界に発送してるようですわ。
もしくはポーランドとか
アルメニアとか。
この品質が、ドイツの規格に合致しないので
ドイツ国内では流通しないわけで。

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この流れはいろんなもので起きています。
中国版のアマゾンとよんでいい「アリババ」とか
ほぼ、手に入らないパーツはないくらい
出ておるわけです。
しかし、もちろんそんなに甘くはないわけで。
逆に言えば、世界中の胡散臭いパーツが
ここを経由して流れておるわけでもありますな。
そして、今回のパーツの供給もドイツ。
T師匠がサプライヤーにカチコンで
手に入れてきたのは、ドイツ国内流通品。
やりゃできるんだから、やれよ最初から!
でありますね。
どうも同時期入荷のパーツで
「クラッチ消える」ってのが
多発したようですなあ。
こういう噂は、普通の人には流れませんからねえ。。
ネットのの情報だけでは
分からない世界。
ネックだと思っていた箇所が、
実はサプライアーの問題でしかないとかね。
で、直ったジュリアを引き取りに。
ドドーンとお出迎えしてくれたのは
フェラーリ512BBのむき出しエンジン。
またおっかねー世界が。。
つづきます。
(まあ、世界情勢と旧車が絡むとは、20世紀には思わなかったよね。でクリック!)

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