この写真を撮った時、
実はエンジン内部が、
どえらいことになっておりまして。。
それがこちら。
まあ、どう考えても、
水冷6気筒エンジンを
開けねばならぬのは明らかです。
でもねえ。。
まあ、修理難易度としては、
多分、私で無理なレベルではないんです。
でもねえ、これまでの経験から、
素人が触ると起きる問題ってのも、
嫌というほど知っているわけです。
① 根気が続かない
② 途中で、足りない工具が出てくる
③ 足りないパーツが出てくる
④ 案外基本で知らないことがある。
⑤ 放置している間に、サビが出始める
⑥ これからの季節は、蚊との闘い
⑦ 微妙に狭い空間で、大失敗
うーむ。。。
最大の問題は、多分①なんですねえ。
飽きるってんではなく、
そのことだけに
集中し続けらないんですね。
こう、虚しくなるというか。
マニアは、そこを喜びの
源とできるようですが、
私は、そこまではいけないわけです。
ドイツに連絡してみます。
相手は、いつもお世話になってる
ヘルムートさん。
かなりのドのつく変態な人です。
いつもビール飲んでるおじいさん。
世界中のZ1300乗りに、
パーツを届けてくれているお人。
Z1300 Online-Shop - Die Legende lebt
8 おひさです〜
へ おおー、めっちゃ久しぶり!
8 やっぱビール飲んでんの?
へ ドイツ人からビールとったら、革命になるぞ。
8 ところでさ、冷却水がミッションケースに入ってしまって
へ そりゃ大変!ちょっと待って!!
8 それほど深刻?
へ いや、ビールお代りしただけ
8 ・・・・
へ ヘッドガスケットだろう。
8 そう思うんだけど、他に可能性は?
へ ウォーターポンプかな
8 部品ある?
へ ウッシッシ。あるんだな、これが。
8 難易度は?
へ 10点満点で、7点くらい!
8 ・・・まあ、そうだよね。
へ お前、根気強い?
8 どちらかと言うと
へ ドイツの冬に耐えられる?
8 ああ、それは無理
へ ギャハハハハ。プロに頼めば?
8 ドイツの冬レベルかあ・・
へ 大丈夫!ビール飲んでたら!
8 また連絡するね!
へ ビール飲みに来いよ!
8 おやすみー
へ ビール飲みに来ないの?俺今暇だし!
パソコンを遠慮なく閉じる。
ドイツのおじいさんから、
「ビール飲みに来いよ」と言われてもねえ。。
酔っぱらい相手でも、一応目処はついた。
次に、いつもお世話になっている、
オイル屋さんの、ヤマモトワークスさんに
電話してみる。
8 神戸の8マンです。
ヤ あー、おひさしぶりです〜。
カクカクシカジカ。
ヤ うーん、全バラ以外の選択肢なら
8 うん、それ以外の選択肢で
ヤ 根気だよね
8 まあ、そうですよね
ヤ あとは、運ですね!
8 やはり
ヤ 大丈夫っすよ、8マンさん運いいから!
8 全然なぐさめてもらってないです
ヤ これも定めと
8 ですよねえ。。
ヤ プロに任せるのも手ですよねー
8 難易度どれ位だと思います?
ヤ 松竹梅でいいうと、限りなく松に近い竹
8 やはり。。。
ヤ バイクの6気筒バラすのなんて・・
8 考えたくないですよね
ヤ うん、俺、絶対イヤだなあ。
8 激しく同感ですわ!
うーん。。。
さて、仕方ない。
外注に出すとするか。。
となれば、清原さんとこだよな。
ここで、プロショップ・キヨの社長、
清原明彦なる人物に触れておこう。
この人のお店で、Z1300を買ったのだが、
清原さんは、一見ただの壊れたオッサンだ。
しかし、実は「世界のキヨハラ」
なお人なんですね。
世界GPにも出場し、
頂点に最も近かった人でもあるんです。
世界チャンプのコーク・バリントンの
携帯に電話する関西弁。
「あー、コーちゃん?」と。
ケニー・ロバーツのことを
「あいつ、めっちゃ落ち着きのないやつやで!」
と身振り手振りで、落ち着きなく
言えるレーサーが日本に何人いるだろうか?
平忠彦の福島訛を、
ずっといじって怒られない人が、
日本に何人いるのだろう?
木下恵司を、電話一本で
名古屋から呼び出せる豪傑が、
日本に何人いるだろう?
そのすべてを可能にする男。
それが清原さんであります。
本来なら世界に君臨する立場にいた。
そうはなれなかった理由は単純です。
血の気が多すぎて、
ガチ喧嘩したから。
この人ぐらいであろう、
メーカーから
謹慎処分もらうレーサーは。
レースに免停があるんですよ!
そんなことやってっから、
勝てねーんだよ、カワサキは!
そのお人柄は、できればこちらで。
うーん、電話してみるか。。
(男カワサキは、清原明彦から始まったのだ!そんな漢に、これでクリック!)