CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

そこで蹴り入れるロッシがサイコー!

f:id:gemini-yahata:20190515171725p:plain

友人が送ってきたロッシとマルケス

ガチバトルの動画。

 

それを観ていて、コメントも読んで。

そこで大笑いしたので、取り上げてみるザンスよ。

 

www.youtube.com

 

まあ、見ごたえのある動画ですわな。

なかなかこんなのないですよ、ってレベル!

 

ではここから「世界のレベル」について

考えてみましょう!

 

 

このレースは2015年のマレーシアGP。

これは3位を争っているわけだ。

先をゆく二人に追いつかせたくないマルケス

さっさと抜きたいロッシ。

 

すべてレースであり、すべて作戦なのだ。

レースとはそういうものを含めた

総合戦であり、チームの戦いなのだから。

 

では動画を解説しよう。

まさにドッグファイト

f:id:gemini-yahata:20190517155531p:plain

 

速度で言えば、200キロ越えでやっておるのだな。

4分35秒あたりでは、ロッシは洒落を出す余裕あり。

 

お先に〜と手を振ったりしている。

f:id:gemini-yahata:20190517164039p:plain

イタリヤ人は茶化したいのだろな。

「1979年のバリー・シーンとケニー・ロバーツみたいだ!」

とアナウンサーも盛り上がっておるわけで。

 

で問題は動画の7分過ぎから。

邪魔をするマルケスにロッシが

ガチでキレる。

 

f:id:gemini-yahata:20190517155712p:plain

 

レース中なのに

「あーマジやんのかよ!」

減速しながらマルケスをアウトに押し出すロッシ。

 

f:id:gemini-yahata:20190517155801p:plain

 

それでも、マルケスはインを狙いロッシにぶつけに来る。

 

「しらねーぞ、どうなってもよー」って感じのロッシ。

 

f:id:gemini-yahata:20190517155902p:plain

 

膝で顔面キーック!

これは狙ってるな。

 

マルケスはこうなる。

 

f:id:gemini-yahata:20190517160023p:plain

 

では別アングルで見てみよう。

動画では9分5秒あたり。

 

f:id:gemini-yahata:20190517160130p:plain

 

当たりに行くマルケス

クリーンにヒットさせるロッシも

 

実に素晴らしいファイトだ!

 

動画のコメント欄を読んでいると

実に悲しい意見が多い。

フェアだとか、なんだとか。

彼らはわかってラフプレーをしているのである。

それを含めてのレースであり、世界レベルなのだよ。

 

バレンティーノ・ロッシ 使命 ~最速最強のストーリー~

バレンティーノ・ロッシ 使命 ~最速最強のストーリー~

  • 作者: エンリコ・ボルギ,西村章
  • 出版社/メーカー: ウィック・ビジュアル・ビューロウ
  • 発売日: 2012/03/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る
 

 

よく考えてみたまえ。

この時でさえ、減速していたとは言え

時速100くらいは軽く出ておるだろう。

そこで、お互いこんなことをやるのだ。

もちろん、ネットにもさらされるし

記録にも残る。

しかし、そこにあるのはむき出しの闘争心。

手段は選ばないのが世界のレベルである。

 

そしてそれは実に美しい。

 

このレースに対して批判的な意見も多い。

例えばこれである。


number.bunshun.jp

 

はー?

ばかジャネーノかあ?

なにこの遠藤とか言うライター?

モータースポーツが、真にフェアでないことも知らんのか?

そもそも、フェアなスポーツなどどこにあるのだ?

スポーツはフェアではない。

ルールがあるだけである。

 

どの世界においても、

世界レベルは巨額のカネと欲望がうずまくのだ。

それを込みで、勝利を勝ち取るものだけを称賛する。

テニスでもそうだ。

グランドスラム以外は、スパーリングだ。

そこで勝つことの意味は無きに等しい。

世界ランクが下がることより、グランドスラムなのだ。

なぜならそういうスポーツなのだから。

 

ここんとこわかってないよね?

 

彼らを支えるのは、通常では考えられない闘争心だ。

それに勝負を挑む奴らも、闘争心の塊だ。

マナーより勝利を選ぶ。

できればルール以内で。

できなければバレないようにズルをして。

 

もちろん、それでよいのだ!

このレース、マルケスも相当にいやらしい。

リヤをスライドさせ、ヒットさせようと数回トライしている。

しかしそこが良いのだな。

そこに見える青い火花。

実にいやらしい美しさがある。

 

百年の孤独

百年の孤独

 

 

この動画をみて、私はロッシのさらなるファンになったし

あまり好きでもないマルケスのファイトを称賛したし。

 

なにしろ、彼らのファイトは異次元の美しさがある。

異次元のものを、日常の基準で測ってはいけない。

それらは最も愚かなことである。

 

このレース、終わってからも

当然もめにもめたようである。

多分始まる前からもめていたのであろう。

当たり前だ。

勝負はずっと続いているのだ。

彼らは憎しみ合い、つぶしあい、

そして称え合う。

 

それを美しいと言わずして

何が美であろうかね?

 

(行儀の良いのは近所に引っ込んでなよ!世界は無法者の土地、でクリック!)

 

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)