もうね、そろそろお昼食べると
さすがに思うでしょう？
ふふふ。
いやいや、そうもいかないって言うね。
いったいなにやってんでしょう。
ではさっそく！
＝＝＝＝＝＝＝
福岡への旅で、
唐津道路〜今宿バイパス〜前原道路という、
自動車専用と一般国道と有料道路が
次々に切り替わっていく
楽しい走行がありました。
その過程で通過している糸島。
しかし、通ったことがあるという事は
行ったことがあると
同義ではありませんから、
今回が糸島初体験であります。
糸島へ私を誘う
青い交通看板をすぎるとすぐに橋。
そして、玄界灘であります。
国道202号線は、
西海橋までの海沿いが
一番いい区間だと思っていました。
いやはや。
来てみないとわからないことはあります。
海沿いの道はそれだけで
大変結構なんですが、
この辺は筑肥線が沿っているんですね。
ひんやりとした風、
少しばかりの雲、
抜けるような青空。
並走する電車は、
福岡の地下鉄でみたことがある車両でした。
思いつく限りの素敵なものを
全部盛り込んだような国道202。
ツーリングのお子様ランチ
みたいなルートであります。
ここはちょっと癖になりそうです。
頭の中にじゅわっと出ているようで、
意図せずにやにやしながら走っていましたが、
二丈パーキングエリアという
素敵な写真が取れそうな場所に、
ぎっちり詰まっている
おバイクを見て我に返りました。
あれ？
今日一枚も写真を
撮っていないぞ。
休憩をうっかり忘れ、
気がつけばもうすぐ3時間。
反省したつもりだったのですが、
興が乗るとだめですねぇ。。
気がついたとは言え、
バイクがたくさんいる場所は
なんとなく気がひけるので、
もう少し先で一息入れようと
そのまま走ります。
景色がいい起伏のない道というのは、
走っていて本当に楽しいのですが、
文章にしにくい。
劇的なことは何も起きませんが、
ずっと幸せ。
寒い日曜日の朝、
誰に起こされるでもなく
目が覚めたときの気分に
似ているかもしれません。
ずっとそのままでいたい、
満たされている走行でありました。
私は近場で、これに似た条件の道を
一箇所、走り忘れているのを
思い出していました。
有明海沿いのルートです。
ここは特急かもめに乗っていても、
ビールが進む景色が広がっております。
おバイクも楽しかろうなぁ。。
そこも近々はしります。
往復200キロぐらいなので、
午後からちょろっとでかけても
なんとかなるでしょう、多分。
ちょろっと、という言葉の奥深さを
噛み締めつつ海沿いの道を
味わっておりましたが、
いつの間にか郊外の風景に変わります。
唐津道路の二丈入り口を
通り過ぎたあたりで、
ようやく自分が目的地を
目指していたことに気づきました。
困った時はなにしろ直進が流儀なので、
牧のうどん本店が
どこにあるのかわかりませんが、
そのまま202を走っていきます。
確か、加布里、
という場所にあるはずです。
やたら印象に残っている
道脇の稲荷神社をすぎると再び海。
防風林なのか、
松が植えられていて砂浜があるようです。
白砂青松、
我が国の美景のお手本でありますなぁ。。
しばらくすると再び郊外の風景、
出てくる看板に「加布里」の文字が出てきました。
どうやら今回も私は大勝利のようです。
あとは案内看板でも見つけたら、、、
と思っていたらビンゴ。
国道沿いに目的の店はありました。
牧のうどん・加布里本店。
博多うどんの本拠地が
糸島にあるのはどうかと思いますが、
とうの福岡市民が
納得しているんだから問題ありません。
リンガーハットなんか、
本社は東京だし
セントラルキッチンだって所在地は佐賀ですよ。
丸亀製麺はよく考えると、
神戸うどんと呼ぶべきじゃありませんか。
それに比べたら、福岡県内の企業なんだから
堂々と博多うどんであります。
実際のところ、牧のうどん側は
「釜揚げ」と言っているだけで、
博多うどん認定はこっちが勝手に
しているだけなんですが、
といったところで本日はここまで。
それではまた。了
＝＝＝＝＝＝＝
うどん食べるだけでしょう？
ええそうですね。
でもね、これを昼食と考えるのが
そもそも間違いですね。
これはね
巡礼の旅なんですよ！
目的地の価値より
そこへの道程が大事な祈りの世界。
なるほど！
（って、何がなるほど！なのかはさておいてさ。でクリック！）
- 作者: 星野英紀,山中弘,岡本亮輔
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2012/11/06
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
- 購入: 1人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
