市原悦子さんが亡くなって
日本昔話のナレーションに想いを馳せた
前回の青さん。
今、改めて日本昔話を
青さんがこね繰り返します。
その第一回が「桃太郎」
長いので、二話に分割します。
ではさっそく！
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どうも。思考実験、青です。
先日、チャフの原稿を
書いておりました時、
ふと頭をよぎった妄想。
それを今日はここへ
つらつらと書いていこうと思います。
妄想の内容は、
「現実に桃太郎の物語が起きた場合、実現のために必要な準備と条件」
についてであります。
さて、誰でも知ってる
桃太郎でありますが、
出生と成長に関しては、
現代科学の及ぶところでは
ないので華麗にスルーする事として、
旅立ちに際しての準備であります。
先ず整理しておくべきは、
桃太郎がなぜ旅立つのか、
ということであります。
物語から読み取れば、
里に渡ってきては悪さをする鬼を、
彼らの住処である鬼ヶ島まで
乗り込んで成敗する、
という事でありますな。
鬼のような人間はいますが、
実際に鬼という生物が
存在しませんので、
鬼のモデルとなった、
と言う説があります「異人」を
鬼役へ指名することにいたします。
里へ渡ってきては
悪さをする異人と言う事であれば、
これはもう、すっきり
バイキングでありましょう。
閑話
ブッフェスタイルの食事をバイキングと呼びますが、これは日本にブッフェスタイルを広めたレストランが「バイキング」と言う名前だった事から広まったらしい、と言う事を聞いたことがあります。まぁ、余談でありますが。雑学流行の風潮に乗ってみた次第。
つまり、桃太郎と言う人物は、
海賊によって被害が起きている
事態を憂い、義憤から海賊砦へ
乗り込んでこれを壊滅
せしめんとする目的をもって出発する、
と言う風に理解できるのでは
ないかと思います。
つまり、海賊征伐の話なのでありますな。
で、海賊征伐に出かける際の所持品は、
と言うと「きび団子」を巾着一袋分。
いやいや、武装度の低い
暴力団事務所へだって
乗り込めませんよ。
さらにいえば、お供にするのは
犬、猿、雉でありましょう？
犬猿なんて、険悪な間柄の
代表格みたいなもん。
さらに肉が美味しい雉なんて、
ぶっ飛んだパーティー編成であります。
役に立つ立たない議論にすら
たどり着かないレベルでありましょう。
現実に海賊の拠点へ攻撃をかける場合、
桃太郎が必要とする
準備と戦力を考えて見ましょう。
先ず、きび団子。
これは、長い旅だからお腹が空くだろう、
と言う親心で持たせてくれた
食料でありますが、
とにかく量が足りない。
集団の運用において、
補給を軽んじると
作戦はほぼ確実に失敗します。
輜重隊を編成し、
帯同させるべきであります。
次にお供の問題でありますが、
犬、猿、雉が
それぞれどういう役割を
与えられているのかを考えますと、
犬は舟の漕ぎ手と戦闘要員（主力）、
猿は船の舵取りと戦闘要員（後備）、
雉は偵察・観測と飛行騎兵的役割
であるようであります。
先述致しましたように、
柴犬とニホンザルと雉で
海賊と喧嘩は出来ませんから、
それぞれ訓練された軍用犬
（シェパード・ドーベルマン）
若しくは闘犬（マスティフ等）
などの大型犬を複数。
舞台が日本でありますから、
原産種の秋田犬が適任でありましょうな。
猿はどうも必要ないような気が
しないではないですが、
よくよく考えると
我ら人類も猿の仲間、
訓練されているとはいえ、
犬を使役するためには
人間の頭数も必要でありましょう。
よって、猿は人間の
戦闘員に代替することに致します。
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さて、問題は雉であります。
食料としては問題ない雉でありますが、
戦闘要員や飛行騎兵的役割を
与えるのは非常に困難であり、
はっきりと不可能でありましょう。
雉の役割は「偵察」「空からの攻撃」
の大きく二点でありますから、
それを正確に当てはめますと、
ヘリによる空挺兵運用が
必要になってしまいます。
話しが壮大になりつつ
つづきます。
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何かが、どこかでずれ始める。
いいですねえ、この感じ。
どこが間違っているとは言えないのに
なんだか引っ張られてゆく「桃太郎」。
よく考えてみたら、
昔話と言うのは、とんでもない話ばかりです。
ですので、とんでもなくするのは
正当性のある感覚なのです。
などと、言っているあたりに
疑問を感じつつも、続編ルッキン・フォワート・トゥ！
（青さんが考えていること、実に興味深いんですよ。そう思ったらクリック！）
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