市原悦子さんを偲ぶ青さん

名女優というか、怪優というか

何か、すごい人でしたよねえ。

お若い頃は、なんというか

器量良しとは言えないんですが

独特の存在感のある方でした。

ある種の色気と言ってもいいんじゃないでしょうか。

そんな市原悦子さんは

青さんにとっても特別な存在だったようです。

回顧と切ない気持ちが

交差する、青さんの市原悦子さんの

思い出をどうぞ。

ではさっそく。

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先日、市原悦子さんが

お亡くなりになったそうです。

どこにでもいた

長崎の小学生だった私の土曜日は、

学校が午前中で終わり、

急いで帰って家で昼ごはん。

その日だけはインスタントラーメンを

食べていい日だったですねぇ。

出前一丁が本当にうまかった。

その後、いつもより長い放課後を

友達と駆け回り、

夕飯時に「まんが日本昔ばなし」

を観て風呂へ。

決定版 まんが日本昔ばなし101 (決定版101シリーズ)

温まるのもそこそこに上がって、ドリフ。

その後、チャンネル権のあった

父が観ていた「ゴールデン洋画劇場」

というのが定番でした。

変なアニメのオープニングが

強く記憶に残っていますな。

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サザエさんはどうしても、

日曜日の夜の憂鬱を伴いますが、

坊や良い子だねんねしな〜♫

というテーマは、

日曜日がいよいよ近づいている

喜びに満ちていたのであります。

そんな「まんが日本昔ばなし」

でありますが、

一番印象深い作品はどれだろう、

と考えてみたところ、

パッと思いついたのは

「三枚のお札」でした。

さんまいのおふだ (日本名作おはなし絵本)

なぜでしょうね。

おっかない話も

愉快な話も多かったはずですが、

私はこれが一番好きです。

「三枚のお札」は要素が

豊富だからでしょうか。

最初は山姥が出てくるホラー。

その後が脱走もののアクション、

追跡劇と続いて、

最後は心理劇でハッピーエンド。

最後まで飽きさせない、

めくるめく展開が

私の心をひきつけて

離さないのではないかと思います。

そういえば、私は

イザナギ・イザナミの

黄泉返りの話も好きなんですね。

まんがで読む 古事記 (学研まんが日本の古典)

あれもプロットは似ています。

ロマンス、

悲劇、ホラー、

追跡劇、痴話喧嘩、

ハッピーエンド。

ハッピーエンドじゃない話は

見てらんないので、

私はできるだけ、

小説も映画も結末を先に知りたいんですね。

その点、三枚のお札は

ハラハラ・ドキドキしますが、

逃げ切れることを知っているので

ワクワクしていられるのが、

私が気に入っている理由

なのではないかと思います。

その世界に誘ってくれた方が

市原悦子さん、となるわけです。

ご冥福を祈りながら、

感謝の念と、尊敬を込めて

合掌。了。

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個人的意見ですが、

市原悦子さんの開いた道に、

大竹しのぶとかいるんじゃないでしょうかね。

ちょっと不思議ちゃんキャラの

走りだったのかもしれません。

いっとき大ブレークして、

変な衣装つけて、

歌も出していた記憶があります。

惜しいですなあ。

でも82才。

若いと見るか、大往生と見るか。

いずれにしろ、惜しい方を亡くしましたねえ。

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