カール・ラガーフェルドでさえ死ぬんだ! さあ、覚悟決めようぜ!
世の中に不死はないのです。
分かっていたことですが、
彼は別のはずでした。
カールラガーフェルド。
85歳だそうです。
うっそーん!
彼が死ぬんですから、
もう誰が死んでも驚きません。
心からの哀悼をこめて。
始皇帝も死んだわけだし、
どんな権力者でもいつかは死を迎える。
それでも「こいつは死なない」
と、無意識に信じていた人。
それがカールじゃないかと思うんですね。
だから、世界中で500万人くらいが
うっそーん!
と言ったのは間違いないわけです。
実はわたくし、ブログを始めたころに
カールについてけっこう書いてんですわ。
ファッションを愛する人なら
好き嫌いは別として、
やはりこれは見ておかなきゃいけない作品。
例えばこれ。
あのシャネルの裏側をドキュメントで追った
この作品も、実に秀逸!
ガードマン兼ドライバーの元軍人らしき
おっちゃんが、最高にクールなこれ。
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「この世界は不平等だ。それが悪いとも思わない。そんなことを望む奴は、年金事務所の窓口で人生を終えればいいんじゃないか?」
などと、振り切れたカッコよさです。
彼は晩年ネコを飼っていたんです。
それがこちら、シュペット嬢。
専属の世話人がいるそうで。。
もちろん、美青年を採用。。
シュペット嬢の運命やいかに。。
モードの世界って、
かなり俗世とは感覚が違うんですね。
ですので、ネコは誰かに飼われる可能性もあります。
意外とモナコ公国とかの宮殿とかで。
一方、三味線の皮になる可能性もあるわけです。
そして、それを作品として残すこと、
それをカールがやりかねないわけです。
「それが最も美しい形だ」
などと言う可能性も、否定できません。
美を追求するということは
そのレベルで
鬼になってるってことでもあります。
モードと言う世界は、
カール・ラガーフェルドでさえ、
すりこ木にしていったのかもしれません。
カールに左とん平を当てるのは
まあ、私くらいじゃないでしょうか。
普通は怒られます。
生臭い世界を一切見せずに
この世界にながらく美を与えてくれたカール。
今は心から、その早すぎる人生に
哀悼と感謝を送ります。
85歳で早すぎる?
当たり前です、カールは200歳くらいまで
死なないはずだったんですもの。
彼は夭折です。
その早すぎる死。
シュペット、いい音を鳴らしてくれ!
(実際に見かけたことあるんですけど、あれはマジで神の粋!でクリック!)
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