B級映画を愛する人々がいますよね。
いかにもB級な映画を。
例えば、これとか。
でも、ああいうのって
なんとなく意識高い系な気がしません?
もうちょっとクオリティーが欲しい、
もしくは観ていられるモノが欲しい、
でもバカバカしいのがいい。
それは今回ご紹介する「ザ・サンド」です。
これねえ、買って観るもんじゃないです。
テレビでたまたまやってるとか、
アマゾンプライムみたいなもので、
つい見ちゃったとか。
そういうノリでいいと思います。
ストーリーは検索で出ると思います。
ネタバレで問題ない人は、
こちらで
12日間で撮影しただけのことはあります。
ものすごいやっつけ感満載です。
でもね、なんか観ちゃうんですよ。
私は4~5回観ちゃってると思うんです。
観ていて、飽きないとかそういうのでもない。
多分、微妙にレベルが高いんですよ。
かといって見入るほどではないわけです。
「今日のお昼は何?」
「そーめんだよ」
「えー、そーめんなのー?」
という会話のあげく、
結局食べるし、案外夏の心象風景になる。
なんなんでしょうなあ、あれ。
アサイラムという会社がありまして、
まあ、インド映画みたいに
どんどん作っているわけです。
全作品、実にバカバカしいんです。
ここのサメ映画。
たとえばこんなの。
好きな人には大人気ですが、
私にはちょっと厳しい。。
これと「ザ・サンド」の違いが、
実は私よくわかっていないんです。
そこでよく考えてみたんですね。
いわゆるB級映画ってのは、
自主的に楽しむ姿勢が必要なわけです。
これはこれで疲れるでしょう?
暑いし。
で、妙に技術的によかったり、
女の子のレベルが高かったり、
自然な全くひねっていないボケ入ったり、
していると完全に受け身で見られるわけです。
しいて言うなら、
意識低い系のまま、テンションも低く、
観続けられるということです。
いや、そういう映画も必要なんじゃないかなあ。
そう思った次第なんですね。
探せばいろいろあるんでしょうけど、
そこまでする価値もない。
かといって、偶然観てしまうと、
最後まで観てしまう。
よく考えれば、「パルプ・フィクション」も
そういう映画ですよね。
ここまで作りこめば、間違いなく名作。
でもテイストは「そーめん」ですわなあ。
(不思議なもんですよね。でもそういうのって悪くないですよー。でクリック!)