神戸元町物語 結構みんな真剣 県警本部裏のお不動さん
兵庫県警の南西の角。
その一角にお不動産が祀られています。
ちょっと、やっつけ感のある
お不動さんですけれど。
けっこう艶やかな色彩。
しかし、ここは深夜でも拝む人がいる、
知る人ぞ知るスポットなのです。
だって、誰も由来知らないんですよ。
古い石には「文政」の文字。
ってことは、少なくとも江戸時代からあるんでしょう。
真夜中にここへ拝みに来る人は、
なにかの紅蓮を
抱えているのでしょうなあ。
ナニが怖いって、
ネットに情報がないんです。
みなさんが検索しても、
このサイトくらいじゃないですか?
そちらから拝借した写真がこちら。
ここへ、深夜一心不乱に拝む人が来るわけです。
しかも、街中ですのでかなりシュールです。
いわれの不明なお不動さんは、
多くは空襲の鎮魂だったりするわけです。
アメ公がジャカスカ街を燃やしましたからね。
お不動さんとは、火伏せの神様です。
それで、空襲絡みも多いのです。
ところが、こちらそういう適当に
作られたものでもなさそうです。
一体、この企業さんたちは
誰に払ったんでしょう?
謎です。。
まあ、普通に考えたら町内会なんでしょう。
しかし、そういう記載はないんですよ。
この祠の中にも、「不動明王」
とだけ。。
古そうな石たち、お地蔵さんたち。
関西には、地蔵盆という習慣があります。
お盆が終わったあと、地蔵盆の祭りで、
夏が終わるという行事です。
このお不動さんも、その時期はこうなります。
ってことは、やはりお地蔵さん扱い
なんでしょうねえ。
一願成就とかいろいろ言いますけど、
だれも「さあ、どうかなあ」としか。
それがまた怖い。
夜に歩くと、帰宅する人が
深々と頭を下げていたり。
カップルが車で乗り付け、
長い間拝んでいたり。
なんなのよ、ここ!
火伏せの神様ですけど、
基本火に対しては向かい火の神です。
ですから、背中に炎を背負ってるわけです。
拝むも危険。
拝まずも危険。
私はいつも、
「パパイヤさん、おつかれっす」
と言うことにしています。
だって、似てるんだもん。
(あの土地って、誰のモンなんだろう。けっこう根の張る場所よ!でクリック!)