CHUFF!! チャフで行こうよ。

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「ヤンキー」は大阪弁だった。 橋本治を読む。

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不細工な人だが、知の巨人である。

その橋本治が「ヤンキーは大阪の表現」

と言い切っているのだ。

 

橋本氏は、面白い人物だ。

ボディビルをやっていたような気もするし、

浮世絵の研究は実に素晴らしい。

なんとなく勉強していたら、

東大に受かってしまったらしい。

 

源氏物語を再訳する時に、

十二単の胸元には、手が入らないと気づいた天才。

よって、オッパイは明治以降のものであるという、

素晴らしい論理展開をした人である。

 

 

まあ、確かに届かねば魅力とはならんわね。

そんな彼の著作を久しぶりに読んでみた。

きっかけはこの方の、この方の記事。

bdshirt.hatenablog.com

 

何冊か検索し、面白そうな最近の本を購入。

それがこれ。

 

 

読んでみてきづいたのだけどね、

この人の文体って、なんとなく好きでもなかった。

だから、読んでなかったのだなあと。

ただし、面白い文であるし、

なにしろ天才の筆によるものなので、

退屈はしない。

 

この本のテーマは、

 

「なぜ日本はヤンキーになってしまったのか?」

 

と言っていいと思う。

あの手この手で、「ヤンキー」を解明しようとしている。

自分の中にある「ヤンキー」性を発見し、

大学紛争の渦中で、それと対峙し、

グダグダと書いている。

その中で「ヤンキー」を定義しているのだが、

それは次回で述べます。

 

その本で、関東は「ゾク」と呼び、

大阪で「ヤンキー」と呼ばれた文化を対比させ、

東京へのカウンターカルチャーであったのだ、と書いている。

そしてそのムーブメントは勝利し、今や関東でも

「ヤンキー」なわけであると。

 

かれはその根源を、なんと、ミヤコ蝶々

夫婦善哉」から、

「おもろい夫婦」「新婚さんいらっしゃい」

に求めている。

もっと言えば、視聴者参加型番組で、

 

「一般人の自己主張を認め、

結果としてネタの一つもないと、

落ち着かなくなった」

 

そういう文化に触れている。

 

確かに、私の記憶をめぐらしても、

ナマの「ヤンキー」という言葉は

大阪、若しくはその近隣の関西のものだった。

 

さすが、橋本治である。

しかし、関東は「ゾク」ではなく、

「不良」だった気もするが。

まあ、このあたりは、今後の課題であろう。

 

となると、私が持った仮説はどうなるのであろう?

chuff.hatenablog.com

 

行動様式が、この頃には全国化しており、

結局同じ呼称で十分な理解が

可能だったのかもしれない。

つまり、呼び方は案外どうでもいいのかもしれない。

その後の急速な「ヤンキー」の伸びを考えると、

全国に、それが表す何かが発生していたか、

もしくは既にあったのだろう。

 

そう言えば、最近のいわゆる「オラツキ方」は、

東京の人間でも、なんとなく関西弁である。

 

昔、新宿などでは

 

「おまえ、どこの田舎もんだ!練馬に帰れ!」

 

とかやっていたのだ。

そういう喧嘩の声を聴く度に、

「ああ、ここは坂東の土地だなあ」と思ったものである。

 

それが最近、東京人も恥ずかしいことに

 

「なに考えとるんじゃ、ワレ!なめとったらしばき倒すぞ!」

 

などと、我が青春の街、大阪ミナミ界隈と、

全く変わらないのである。

彼らもまた、吉本の思想的傘下なのであろう。

考えてみれば、吉本とは

 

「そんなんじゃあ、吉本に入るしか無いぞ!」

 

と使われた意味だったのである。

その吉本の隆盛と、

ヤンキー文化の席巻は、

確かに似ている気がする。

 

さすが橋本治である。

なんとなく、見えてきた気がしてきた。

 

(見えたって、何を?まあ、いいじゃないの。そこを気にせず、さあクリック!)

 

 

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負けない力

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