何も、負ける事に耐えられないのは、レースだけじゃありません。
命果てるまで戦い続ける!
これですね、真のレーサーは!
当然宴会でも、勝ちにいくのがレーサーです!
ちょっと大人の部屋かもしれません。
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もうこうなると、後は宴会モードが始まります。
若人は少し顔を引きつらせています。
酒が入って無くても関係ありません。
ここに書けない会話が始まります。
いいんですか先生、そこまでカミング・アウトされても?
『かまうことあるかい!』
いくら、先生がそう仰られても、世の中には事情というものがあり。。
『どーんといけや!かまんで!』
いえ、十年ぶりに思い出しましたけど、
やっぱり書けません・・・・。
参考音源
ここが、私がレースの世界に行かなかった理由であり、
限界なのだな、と知る事になりました。
さて食事前に日帰り組が帰路につきます。
その際、女将さんが彼らを呼びとめ、こう訊ねたようです。
「あのう失礼ですが、清原先生は何の先生でいらっしゃられるのでしょうか?」
その疑問は当然です。
女将さん、あなたに非はありません。
その疑問は当然です。それに対して一人が答えます。
「バイクの世界では神様のような方です。しいていうなら世界を舞台に戦ったオリンピック選手のようなものです。長嶋茂雄など、清原先生の前では、小物です」
女将さんはビックリされていたそうです。
当然です。
長嶋茂雄より格上。
もちろん賛成です!
一方宴会が始まると、まさしく先生大暴走です。
場の空気など関係ありません。
パシリはそこで旅館側と先生との間に入り、
中間管理職としてストレスフルな状態です。
ここで先生は殊の外、一人の若いのを気に入られ、
「以後、お前をHitmanと命名する!わしが親分で、こいつ(私)が悪いこと考えて、お前が実行や!うん、完璧やな!」
一瞬、あのう何が完璧なんでしょうか?、
と訊きたくなるが、脳内にて納める。
それゆえか、ビールと酒の追加がどんどん増える。
先生は既にコップ酒である。
静かな宿の大広間にて
「若い姉ちゃんはおらんのかなあ?!」
とシャウト!
まさしくやりたい放題である。
しかし、先生は偉大な経歴の持ち主であられる。
大人である。
さすがは先生である。
誰も気にしない。
してもしているようには見せない。
もし先生がただのオッサンなら、
完璧に仲居頭がキレていたと思われる。
この頃になるとパシリな俺もただの酔っ払いである。
全く気にしていない。
さて、飯も酒も一息つき、部屋に戻る。
俺ともう一人が、更に湯に浸かりに行く。
部屋に戻ると、恒例の行事ショットガンの準備が整っていた。
持ち込みは禁止なのだが、そこは心づけが効いているので問題なし。
ライムやレモンも宿の板場から持ってこさせる。
一応説明しておくと、
我々のそれは甘くない。
延々とやるのだ。
まるで、映画の「ベティーブルー」のワンシーンのように。
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俺は大概において記憶があるのだが、
今回のメインはテキーラのオルテガゴールドが1本半程空いた頃に始まった、友人Aの大暴走である。
それは先生が
“そこまで言っちゃってよいのですか?
(内容は・・・・マジ勘弁してください)”
状態まで泥酔し、別室に床につきに行った10分後くらい後のこと。
彼は突然
「清原さんはどこいったんじゃあ、われえ!」
と完全に逝っちゃってる目で怒り始める。
ちなみに何故か河内弁。
しかし彼は河内出身ではない。
俺が説明すると
「俺は聞いてないぞぉ、ごるぅああああ!!!!」
再度参考音源(本物)
www.youtube.com いいビートだ!
彼は普段とても良い人なのであるが、
やはり良い人をやり続けるには無理があるようで、
時々壊れるのである。
が、今回はひどかった。突然立ち上がり
「俺が立ってんのに、おまえらが何で座っとるんじゃい!おい、清原さんを迎えにいくでぇえ!まだまだ夜は始まったばっかり(既に日付は変わっている。一応念の為)やないけ!」
厄介である。
繰り返すが、彼は普段好男子である。
妻も子もある、我々にしては珍しく社会に適応している人物なのである。
だが、現代社会の病根は複雑なようである。
さて先生の寝床を襲い、なんとか起こそうとする我々だが、
初ショットガンが効きすぎて
先生はムニャムニャ。そこでAは
「これでもかぁぁぁぁ!!!!!!」
となぜかしら先生の股間を掴みながら太ももを舐め始める。
先生はもんぞりかえってクネクネダンスをしている。
若い奴と俺が腹を抱えて笑っていると、
Aが突然俺たちを睨みつけ、言った。
「なにぼーっと見てんのじゃい!手かさんかい、われぇぇぇぇ!」
繰り返すが、普段彼は社会に適応している好男子である。
河内出身でもない。
仕方がないので俺は乳首攻めを、若い奴は耳攻めを担当。
これには先生も降参され、
Aに浴衣の首元を引きずられながらカムバック!
即ショットガン(添加物配合)が用意される。
先生は何故か
「うおおおおぉぉぉっぇぇぇぇぇ△●×φ≒√・・・・・!!!!!」
と、飲み干した直後、
遠い目をしながらその場で夢の世界に旅立たれたのである。
そしてAが一言。
「けっ、今日はこれくらいにしといたらあ」
現代社会の暗部は普通の人々の中に根ざすのであるなあと、
脳内で思うことにするが、その直後Aも崩れ去った・・・・。
レーシングスピリットは、感染力が危険なほど高い。
先生と彼のパンツの中に空き瓶が押し込まれ
「でっかいチンチン完成~~~~~!」
と騒ぐB。
笑う男達の全員の目が逝ってしまっていた(ような記憶がある)。
この辺りで私の記憶もなくなり、気がつくと朝であった。
ここでも、レーシングスピリットが、また火を噴いたようだ。
そして翌日更なる恐るべき事実と出会うことになるのである。
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下品と言えば下品なんですが、
なんでしょうね、この清々しい空気。
砂漠の風に吹かれているような。
まるで、ライクーダーのギターのようじゃないですか!
もちろん続きます。
(やってられんな、と思ったアナタ!そう、それは負けなんです!だからクリック!)
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