いくら毎日がつまらなくても、
グッと来る瞬間ってないですか?
早々ないように思うじゃない?
でもあるんだな、それが。
この前ジュリアで信号待ちしていたら、大きなビニール袋が落ちてた。
風が交差点で渦を巻いていて、それはふわふわしながらずっとそこにいたわけ。
横断歩道を渡ってきた兄ちゃんが、すごく自然にそれを手にとったのよ。
くしゃくしゃとカバンに放り込み歩いていった。
カッコいいと思ったね。
そう言うグッと来ることってあるじゃない?
えっ、ないの?
ダメじゃん!
じゃあ、ちょっと見ていってよ。
世界のどこかには必ずいるカッコいい奴ら。
それを拾ってきたぜって、話。
エレガンスってのは難しい。
金もかかるし、鍛錬も必要。
そうそう、こういうのエレガンスじゃない?
たまんねーな!
銭の力ってのは、やっぱり偉大だ!
銭の力が偉大といってもさ、結局使い方じゃない?
偉大なのは、銭の使い方。
こう、グッと来ないとただの趣味の悪い感じにならない?
夜更けにストラトスを走らせたりするとさ、
見た人まで幸せにならない?
俺はなるな。
うっひょー!
でも、これはまだまだ。
ストラトスはラリーカーなんだからさ!
ああ!これはしびれるー!
ラリーのために生まれたスーパーカー!
ささやかな幸せってのは、人それぞれなんじゃない?
とは言うもののさ、こういうの見て幸せじゃない人は貧しいよね。
ああ、札びらが舞ってる!
素晴らしい!
これいつの時代よ?
多分一九二〇年頃?
ってことは、大正九年よ。
ゴージャス!
くぅー、ロマンだねえ!
ロマンってのは、情熱と札束が必要!
いいじゃないの、それで。
だって、カッコいいんだものー!
さて、オートバイも行っとくざんすよ!
くるなあ。これはグッとくる。
焼けるオイルがたなびいてくるぜ!
飛んでるやんか!
サイドカーやでほんまに!
確か、この写真の後ろに乗ってるの
後のウェス・クーリーやなかったかな?
確か、お父ちゃんがAMAの会長かなんか。
医学部を休学してレーサーやってた人やね。
どんだけドラマやねんな!
これ、ワタイのZ1300やねん。
テヘヘ。
ほな、綺麗どころにいきまひょか。
かーっ!
おいおい、堀ひろ子の若き日じゃねーか!
誰やねん、それ?と思ったあなたは若い!
オー、と思ったあなたは相当おじさんライダー!
贅沢な鼻の穴!
ゴージャスな給油!
さあ、もうここからはフェミニズムだの
ルッキズムだのと文句は言わせない世界。
こういうささやかな幸せを否定するなら
かかってきやがれバカヤロー!ってな感じ。
最近よく思うんだけど
みんな「傷ついた」とか言うの好きだよね。
そう言う繰り返しでつまらなくなってない?
ダメだよねえ、それじゃ。
年の瀬も近づいてさ、寒くなってきてさ。
あーやだねえ、そういうの。
なんか、こう明るいのがいいやね。
そうそう、マグナス・ウォーカーっておっさん知ってる?
なんか面白いよ!
(えっ?そこで終わるの?だって寒いし。嵐みたいな風吹いてるし。でクリック!)