コスモスっていうのは、難易度高い被写体です。
花全般にいえることなのですが、難しい。
そもそもきれいなわけですから、
それ以上にはなかなか撮れないわけです。
で、チャレンジな青さん。
ならば、進歩をみせていただきましょう!
ではさっそく!
============
堤防道路を走り抜け、最初の信号を左へ。
国道207を進んでいきます。
渋滞はしていませんが、
それなりに走る車も多い平日の日中です。
信号に止まるたびに、じわっと汗が。
太陽の下では、まだ暑さを感じる10月中旬です。
流れが早くなる長田バイパス。
途中で降りて県道124。
長田交差点の手前で左折すると、五家原岳に向かっていく県道184です。
途中に白木峰高原があります。
あまり、交通量の多い道ではありません。
普段は実に静かな道です。
しかし、なんだかちょっと多いぞ。
平日の午後とは思えない雰囲気。
平日なら混んでいないと思ったんですが、
甘かったですねえ。。
まぁ、バイクなのでなんとかなるでしょう。
坂を登っていく県道を、
エンジンの音も軽やかに駆け上がっていきます。
路傍に咲いているコスモスは満開。
情報通り、コスモスの見頃を迎えているようです。
数台の自動車が先行していましたが、
白木峰高原の駐車場に全部曲がっていきました。
そりゃそうでしょうねぇ。
駐車場について見ると、空きは殆どありません。
結構な人出です。
駐輪場は無いようですから、隅に停めます。
屋台に人が群がっている横を通り、コスモス畑へ。
ああ、これは丁度いい時に来ました。
一昨年もここに来ました。
その年は夏の天気の影響で一斉に開花をせず、
いまいち寂しい風景だったのを覚えています。
今年も気候は厳しかったのですが、
なんとか無事に咲いてくれました。
本当にありがたいことです。
白木峰高原の風景といえば、干拓地と雲仙の背景が魅力です。
花の量なら火張山花公園が圧倒的ですが、
奥行きのある景色というのは地形の妙。
これは量では如何ともし難いものです。
つまり、ここでコスモスを撮るのであれば
背景をしっかり取り込んで
こんな感じにしたら良いのでは、と思いました。
逆向きに、青空とコスモスも撮ってみましたがイマイチ。
なんとなくパッとしません。
技術の問題もあるんでしょうなあ。
大砲装備のガチおじさん。
ミラーレスで色々試している女子大生風のお嬢さん。
思い思いのカメラマンが
良い作品を撮るべく試行錯誤をしている花園でありました。
私も色々試しておりましたが、
コスモスってソフトフォーカスだとちょっとエロい感じになりますね。
そう思うのは私だけでしょうか。
後はこんなところですね
寄せたら寄せたなりの魅力があります。
軽装になっていますが、暑いんです。
喉も乾いてきました。頃合いですな。
駐車場に戻りながら、振り返ってもう一枚。
ETCのテストも久しぶりの高速走行も無事すんで、
コスモスまで撮れた充実の一日でした。
3時前には帰宅できましたので、
このぐらいの丁度いい旅というのは気軽でいいですな。
遠くへ行きたい。
その気分は世情が落ち着いた後に満たすとしましょう。
了
=============
少し難しい「良い構図」について書きましょう。
青さんも工夫されてますね。
でもね、これは「構図」ではありません。
強いて言うなら「構成」なわけです。
構図を考える場合、目の前にあるコスモスをコスモスと思ってはいけません。
コスモスと思うと、きれいなコスモスとしか見えないわけです。
そこを突き放すと、線と色と影で作られた「世界」が見えるわけです。
それはコスモスであって、コスモスを超えた世界なのですね。
その、線と色と影を上手く切り取れると「構図」が出来上がります。
その時、コスモスの美しさは、目の前にある花以上のものになります。
おわかりいただけます?
(そんな事言われてもわかんねーよ!と言い切ってはいけません、でクリック!)