CHUFF!! チャフで行こうよ。

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誰が勝者なのか? 青さんの三方一両損

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三方一両損、というのを

ご存知でしょうか。

 

大岡裁きということになっておりますが

まあ落語の創作でしょう。

 

しかし、日本人の精神性を

かなり表した言葉ではないでしょうか。

Win-Winなんて、寝言じゃねえの?

と展開される、青さんの論理。

言われてみれば確かに。

 

ではさっそく!

 

 

===========
 

私の部屋にはカレンダーが

目につくだけで6枚下がっています。

スケジュール管理が大変だ

というわけではありません。

もったいない精神を持っているから、

といえば格好も付きますが、

 

ようするに

貧乏性

なんですね。

 

日程などを

書き込んでいるのは一種類。

月が変わるごとに

きっちり破るのもそれだけです。

 

つまり、その一冊があれば、

他はいらないんです。

ちなみに、使っているのは

トヨタの友人がくれるものです。

紙質がいいのと

書き込みやすいので

重宝しておりますよ、ありがとう。

 

 

 

 

ご近所さんが、

たくさんもらったので、

とくださったもの。

結局使わなかった過去のもの。

 

そういうのが

ぶら下がっているのでありますな、

使いもしないのに。

 

カレンダーとしては使いませんが、

別の用途がある。

私はカレンダーを捨てないんです。

全部刻んでメモ用紙としております。

 

ただね、一人で使うには多すぎる。

そんなにメモすることなんか

ありませんし、なにより手帳を

持ち歩いております。

 

捨てたくないので

きちんと折りたたんで片付けて、

使うときには刻んで、

というふうにしておりました。

なかなかどうして溜まるものです。

 

 

もったいない 新装版

もったいない 新装版

 

 

いい紙だし真っ白だし

どうあっても捨てたくはない。

増える一方のカレンダーを、

どうしたものかと

思っていたのですが、

良いことを思いつきました。

 

果物屋の方では

お取り置きのメモが

相当消費されることに着目しました。

百均のブロックメモも

安いものですが、

こっちはロハ。

つまりタダであります。

 

果物というのは殆どが水分です。

つまり、重い。

そこで買われたお品を、

他の用事や買い物が終わるまで、

お預かりすることがあるのです。

その際、お客さんの名前を書いて、

買い物袋に付けておくわけです。

 

この紙は、配達が終わった注文の

FAX紙を使ったりもしておりますから、

どんな紙でも問題なさそうです。

店側の人間だけが見るタグなので、

どなたが買われた商品かが

わかれば良いのです。

 

ここに私は活路を見出しました。

さっそく適当な大きさに刻んだ

カレンダーを持っていき、

使っていただくことにしました。

 

 

謀略の人間学

謀略の人間学

 

 

結果は良好。

「青くんは本当、マメだねぇ」と。

たぶん褒められているのであろう

言葉をいただけました。

こっちは溜め込んだ

 

「資材だと思っているもの」

 

が正しく活用され、

在庫もはけていくので万々歳。

お店側も、メモ用紙が

勝手に補充されるのできっとプラス。

 

これ、こういうのが

一番気持ちがいい状態であります。

誰も損をしていないってのが

大変いいですね。

 

英語で言えばwin-win

日本的に言えば三方一両損

 

あちらさんはどちらも勝ちで、

こっちは平等に負け。

こういうところに精神性の違いを

見るようで面白い対比であります。

 

三方一両損をよく考えてみましょう。

話の元は、大岡越前の落語噺。

 

ja.wikipedia.org

 

あの話で損しているのは

実は大岡越前ただ一人。

 

大工の吉五郎は

無くなったはずの三両が

二両戻ってきたわけだから、二両得

 

左官の金太郎は無いはずの金を

二両もらえたのだから、二両得

 

こんな面倒くさい裁きがなければ、

大岡は出さずに済んで、一両損

 

経済的な問題だけを見れば

これで終わりですが、

一両出したおかげで残った名声。

果たして損と言えるかどうか。

一番得をしたのはひょっとすると、

 

金を出して損したはずの大岡越前なのかもしれませんねぇ。

 

好きでやっている「面倒くさい」は、

誰かにとって「ありがたい」かもしれない。

 

おせっかいかもしれないな、

なんて躊躇もありますが、

好きでやっているんだと開き直ることも

「時には」必要だと思う、

余計なことをしたがるおじさんでありました。了

 

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仮に大岡裁きが現実のものだとして。

その機転の効き方が恐ろしい

スーパーキャリアの切れ者大岡越前

 

只者じゃないですよねえ。

 

創作だとしても、それを信じさせる存在なわけです。

そう考えると、大岡越前はやはりすごい。

民衆のベクトルを読み込んだ、このやり方。

 

ある意味あくどい!

 

やるなあ。。

 

(読まれちゃったんだから、仕方ない。これが能力の差なんだろうでクリック!)

 

中国人に学ぶ「謀略の技術」

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情報と謀略 上

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