短い船旅 夏の借りを返す青さんの旅その26

旅にでた者は、

いつか帰らなくてはならないのです。

それが定め。

そうでなければ、旅先で死ぬわけです。

客死というのも、悪くないですが。

chuff.hatenablog.com

さて、船上の青さん。

しんみりしていたはずなのですが。。

ではさっそく！

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そのままヘルメットを持って上れば

よかったんですけどねぇ。

なぜでしょう、シールドだけを外して、

携帯しているマイクロファイバークロスで

磨くことにしたんです。

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これまで船旅といえば、

デッキで海を見るのが

通例でありましたが、

墨を流したような海を見ても、

思い出すのは高校時代の

五島からの帰りぐらいです。

これがまた甘酸っぱい気分に

なる話なのですが、

それはまた別の話。

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 室内のソファに座り、

シールドを磨いておりました。

剣道着らしい格好の小児らが、

何が楽しいのか出たり入ったり

するたびに寒気が流れ込んできますが、

その気分はわかります。

たしなめない親はどうかと思いますが、

見ず知らずのおじさんが怒るほどの

出来事ではないと思いました。

号を寛容堂と

改めてやろうかと思いましたが、

普段はそれなりに短気だ

という自覚もありますから

これは止めておきます。

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シールドを磨くなんて

さほど時間もかかりませんし、

相撲にも興味がない。

少しウトウトしていると、

やがて船内放送が

到着近しと知らせています。

下船準備で移動し、

ヘルメットにシールドを取り付けて…

取り付け…

取り…

あれ？

上手くハマりませんよ？

ヘルメットのシールドって、

慣れないと取り付けに

手こずるんですね。

忘れてました。

船はどんどん港に近づき、

下船すべきタイミングはすぐです。

ああ、これはもう間に合わない。

ヤバ、ヤバ。。。

あせらない練習

いったん降りてからやろう。

最後の最後でしまりませんが、

見上げた月は冴え冴えと綺麗でした。

満月です。 

シールドはリアに引っ掛けて、

とりあえず下船。

顔面に吹き付ける風が

大変冷たいです。

信号から国道251を右折すると

すぐにローソンがありますので、

そこでシールドの取り付けを行いました。

指先が痛くなりながら

なんとか取り付けできたので出発。

信号停止でシールドを上げたら

パカっと外れました。

付いてないじゃないか！

と怒っても自分のせいです。

あくまでエレガントに

停められそうな場所を探し、

エレナ国見店の駐車場へ。

暗く寒い場所で、

半泣きになりながら

シールドを取り付けました。

10分ぐらいかかった

んじゃないでしょうか。

突然

「パチリ」

と待望の感触が。

最終回につづきます。

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さあ、みなさん！

後一話で完結します。

もう、お忘れじゃないですか？

あの、まだ夜という時間の早朝、

日が昇る前に出発したシーンを。

chuff.hatenablog.com

実はあれと同じ日なんですよ！

年末にどうです？

量は、いくらでもありますんでｗ。

さあ、次回完結しますよ！

（ふう、とても同じ日の話とは思えんなあ。壮大なロマンである！でクリック！）

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