CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

ワールドカップ 熱いのはお父さんだけだった ベルギーVSイングランド

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若さってのは残酷でありますな。

例のお隣さん。

chuff.hatenablog.com

お父さんが娘さんにカウンターを決められました。

というのも、お父さんが熱く熱く語ったのに、

お嬢さんたちは、ただ暑かったようで。。

 

 

「お前ら、観る?今日ベルギーの三位決定戦やで」

「うーん、暑いしなあ」

「うち、明日祇園に行くし、はよねるわ」

「おねえちゃん、祇園祭行くん!?」

「はじめてやけどな」

「みなとまつりやなくて?」

「遠征や、遠征!」

 

「おい、誰と行くねん?」

 

「そら、内緒や。青春してくんねん」

「なんや、お父ちゃん。妬いてんのか?お父ちゃんはサッカー見とき」

 

どうやらお嬢さんがた、すでに興味失っているようです。

まあね、分からんでもないです。

 

特に上のお嬢さん、彼氏できたばっかのようですしね。

そら、地元の神戸のまつりより、

祇園の方が盛り上がるのでしょう。

 

で、深夜。

窓からは小さな明かりが漏れておりました。

お父さんが、お一人で観てらっしゃるんでしょう。

 

で、朝のこと。

私は朝食を用意していました。

 

「お前ら、今回のは聞いた方がいいと思うぞ。すごかったぞ」

「はいはい。ほな話しいな」

 

(お母さんらしき声)

 

「もう、今日はソーメンでいいよねえ」

 

「えー、それは、気持ちはわかるけど、ちょっと嫌や」

「私は、昼前に出るから、要らんで」

 

「で、そのとき、ベルギーのカウンターがやな」

 

「お父ちゃん、熱すぎやねん!」

 

「そら、夏やから暑いやろ!」

「ちゃうねん。お父ちゃんが熱すぎ!」

「おまえら、リスペクトがどうのとか・・」

「そうや、確かに言いました」

「ほな聴けや」

 

「そやからな、外が暑すぎやねん!」

 

「それは俺のせいや無いと思うんやけどなあ」

 

お母さんの一言ですべて終わりました。

 

「つまり、あんたの話聞きたないねん。この子らは」

 

 

お父さんは黙り込み、

お嬢さんがたは祇園の話で盛り上がり、

お母さんはせっせと何か家事をし。

 

この会話を楽しみながら、

私はふと感慨にふけっていたのですね。

 

もう、お隣さんからしばらくは、

盛り上がる黄色い声が聞こえないでしょう。

ワールドカップの決勝のドラマも、

もう終わったことなのでしょう。

 

テロに揺れるフランス。

領土を半分持っていかれたロシアを、

ロシアの地で下したクロアチア

戦争の代理行為としての、サッカー。

 

ボール一つで始められる故、

最も競技人口が多いと言われるスポーツ。

国家の威信。

動く巨大な黒い資金。

レッドカード 汚職のワールドカップ (早川書房)

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そんなこと、若さの前では無力なわけです。

 

まあ、そりゃそうでしょうなあ。

自分の若き日を思い返しても、

昨日言ったことに、責任もってなかったですし。

 

いいんですよ、お嬢さん。

それが正しいと思います。

お父さん、お気持ちはわかります。

でも、あきらめなはれ。

 

でもね、言っとくけどね、

 

祇園祭りの宵宵宮とか、

 

暑さが地獄レベルでっせ! 

 

まあ、それも楽しいってのが、

夏のあり方だと思います。

 

楽しんできてください。

 

(お父ちゃんの切なさに共感しながらも。。若さを肯定したい気分!でクリック!)

 

祇園祭: その魅力のすべて (とんぼの本)

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祇園祭の愉しみ (京都しあわせ倶楽部)

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京の夏 祇園祭! (らくたび文庫)

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