私がY.アーネスト・サトウを知ったのは、
芸術新潮のこの特集でした。
もう、20年前のことになるんですねえ。
この雑誌、今も手に入るんですね。
カメラやる人は、買っておいて損はないですよ。
数百円くらいですしね。
当時私は、新聞広告で見たのだと思います。
グーグル以前のお話しです。
アーネスト・サトウで検索すると、
最初に出てくるのは、
明治の駐日英国外交官の
この人ですね。
この人の本も、なかなか興味深いのですが、
今回取り上げるのは、写真家の
アーネスト・サトウです。
上述の芸術新潮のこの特集は、
アーネストのお弟子さんの
森村泰昌氏によってまとめられています。
アーネストに扮して画面に登場し、
彼の講義を再現しているのです。
写真の読み方、
世界の捉え方などについて。
そんなもの、教えてもらわなくても分かる!
と思う人も多いでしょう。
でもねえ、そんなに甘い世界じゃないですよ。
写真の世界も。
ところで、森村泰昌ってご存知ですか?
こんな人です。
氏のサイトはこちら。
Wikiはこちら。
わかりやすくまとまっているのが、こちら。
まあ、現代美術の巨匠ですわ。
私が見たのは、氏のテスト用ポラロイドの、
捨てる写真1枚に、数万円弱の値段がついておりました。
そこから、いろいろ察することができるでしょ?
作品は、今はいくらなんでしょうねえ。
多分、ハガキサイズで30万くらいじゃないでしょうか。
まあ、すごい人です。
紫綬褒章もらってんですねえ。これは驚きです。
探しているうちに、こういうの見つけました。
このインタビューは面白いですね。
森村氏に興味を持たれた方は、
見てみてはいかがでしょう。
なにものかへのレクイエム - 森村泰昌 インタビュー|クリッピン・ジャム - Clippin JAM
うーむ。
なかなかアーネスト・サトウに
たどり着けませんね。
たぶんね、これも
私が好きすぎるからだと思うんです。
ドアーズと同じパターンですね。
ということは、これ一回ですまないですね。
とはいうものの、どんな写真家かは、
せめて書いておくべきでしょうね。
こんなの撮った人です。
特に一番左のは、見たことある人も多いかもしれません。
確か、だれかのCDジャケットになっていたはずです。
誰だったか、思い出せないんですけど。
いわゆるJ-POPの人だったと思うのですが。
どうです、美しい写真じゃないですか?
アーネストの作品は、アメリカ時代のものが、
非常に水墨画のように日本的です。
一方、日本で撮った作品は、とても西洋的印象です。
次回、写真の見方そのものを変えられてしまった、
森村氏のアーネスト直伝講義についてお話しますね。
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