さあ今年最後の「神戸元町物語」です。
神戸を特集される雑誌メディア等で、
中華といえばまずここがでてきますよね。
「別館牡丹園」です。
しかし、この「牡丹園」というのは、
どうもいろいろ遺恨がありそうです。
なぜなら、歩いて5分圏内に、
なんと三軒ありまして、
お互いに「カンケーないから!」と、
言い合っているわけです。
真相は謎ですが、
極個人的な印象を述べてみます。
こちらが、有名な
「別館牡丹園」です。
あちこちのメディアでベタ褒めされています。
でもね、正直それほどでもないですよ。
くさすつもりはないんです。
値段の割には、大したことありません。
予約もしたほうがよいでしょう。
場所は、元町商店街の一本北側、
大丸側から西にまがってすぐです。
神戸コロッケの角ですね。
個人的には、この値段なら、
私は迷わずクラウンプラザホテルの
「蘇州」を推します。
そして、このお店の直ぐ側にあるのが
「別館」と犬猿の仲の
本館牡丹園。
本当に関係ないんでしょうか。。
このあたりの真相は、華僑に聴いてもだれも知らないようです。
言わないだけなのかもしれませんけど。それはそれで、おっかない。。
その誰も言わなさが、逆にさまざまな憶測を呼んでいるわけでもありますが。。
一階が何年か前にコンビニになりましたね。
以前は観光客からボリそうな雰囲気でしたけれど、今は寂れた感じになってますねえ。
このお店、案外あなどれないんです。
美味しい時もあります。
これね、きっとコックさんの当たりハズレなんだと思います。アタリの時の、ここの粥は驚くほど美味しいんですね。そのバクチをやってもいいくらいの、安いと言えるお値段です。
それくらい、入れ替わりが激しいようです。
私は好きですよ。
家族連れの方であれば、こちらのほうが落ち着いて食事できると思います。
そして、以前お伝えした「香味園」の
すぐ西側。
またまたややこしく「元町牡丹園」というのがあります。
こちらは、大衆中華食堂って感じですね。
気楽に、チャーハンや酢豚を食べるお店ですね。
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ここからは聞いた話で、
本当かどうかは知りません。
しかし、どうも、
全くのデタラメでもないようです。
いろいろ骨肉系の争いがあったらしいです。
このあたりは、あの有名店「老祥記」と同じかもしれません。
案外知られてないのですが、元町商店街の西の方、
水走神社のそばにも、老祥記はあります。
南京町で常に行列ができているあの店とは、
確か兄弟のはずです。
ここも、けっこうな跡目争いがあったと聞きます。
味は全く同じですねえ。
私の好みからすると、あまり好きではないんですが。。
好きな人は好きなんで、
まあ、ここは好みでしょうね。
何十年か前に、初代が海を超えてやって来て、
まあ、いろいろあったのでしょう。
本家分家、長男次男、血縁地縁、等など。
戦争、杭打ち、いろいろあったでしょうね。
中華を食べながら、いろんなドラマを想像し、
食べ歩きも悪くないんじゃないでしょうか。
日常の中に、ちょっと頭を働かせば、
大河ドラマ真っ青な話はいくらでもあるものです。
(異邦人として、いろいろあったでしょうねえ。でも味はお好みでいいんじゃないでしょうか。お好みでクリック!)