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軍産複合体 The Huge

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軍産複合体って言葉に

どんなイメージあります?

 

ロッキードやら、グラマンやら。

日本では三菱やら、川重やら。

賄賂もらいまくりの政治家と、

儲かりまくりの死の商人

 

それ間違いです!

 

Wikiの項目も、一体どんな偏った人が

書いたのか、ってレベルですね。

これも間違いです!

 

では何なのでしょう?

(今回は長いですよ)

 

 

1961年アイゼンハワー大統領の引退演説で、

突如ぶち挙げられた「軍産複合体」陰謀話。

でもあれを陰謀の話と理解するのは、

悲しいかな語学力の壁ですね。

 

軍産複合体は、アイゼンハワーよりはるか以前、

第一次戦争終了前には

問題になっていたのですよ。

アメリカ政府が警戒していたけど、

避けられなかった社会問題

のことを指していたのです。

 

陰謀論者は、いろいろ結びつけるの好きですけれど、

現実はそんなに簡単には行きません。

何故かと言うと、大統領も所詮は

選挙で選ばれた立場ですから、

選挙に勝つ必要があるんですよね。

当たり前のこと言ってるとか思いませんか?

違いますよ。

 

 

 

 軍産複合体とは何か?

これはすごく簡単に言うと、

特定の組織や企業ではなく、

戦争を必要とする社会システム。

そのものを指す言葉なんです。

 

そのシステムの支持者を指して、

アイゼンハワーは怒っていたわけです。

その彼も、軍人として身を立てた人ではありますけれども。

なんたって、工員から身を起こして、

第二次大戦では連合国最高司令官ですよ。

 

戦争に反対していたのでは

もちろんありません。

兵士を送り出す司令官として、

合理的におかしいと言っていたのです。

 

ちなみに、彼は原爆投下を

「非戦略的」だと非難した人でもあります。

人道的に考えないあたり、

パットンと同じくらい筋金入りです。

 

彼の演説に関しては、

この文献が信用性が高そうなので、

興味のある人は頑張って読んでみて下さい。

 

アイゼンハワーの離任(退任)演説 (豊島耕一訳)

 

ここで言われている、

そのシステム「体制」とはなんなのか、を

今回かる~くまとめてみたいと思います。

 

そのシステム

戦争すると、国費を大量に使いますから、

経済活動は活発になります。

それらは、一種の公共事業的な存在になります。

もちろん、発行される貨幣はインフレを起こしますし、

戦時国債もバリバリ刷りますから、

国内には貨幣があふれます。

 

自国が戦場でなければね。

 

なにも兵器産業企業だけが儲かり、

資本家のみが肥え太るわけではありません。

そこの労働者が高い給料をもらい、

浪費してこそなのです。

 

車を買い、観劇し、

旅行に行き、またお金が回るわけです。

工場の近所の食堂も儲かるし、

服も売れるし、おもちゃも売れるし、

家も買う。

 

意外かもしれませんが、

アメリカの経済や労働組合の力から、

今やまともな学者はみなこう言います。

 

最も成功した

社会主義国家は

この時期のアメリカだ!

 

(ちなみに日本は「社会主義的な体制を最も維持できている国」、と呼ばれています)

 

具体的には、1915~1965あたりですね。

アメリカのモンロー主義は、

実はこの「体制」にとても都合が良かったわけです。

 

何故かと言うと、アメリカ本土は

ほぼ「島国的な大陸」ですから、

ヨーロッパの戦争は、

物が売れるチャンスであり、

なおかつ国はカネを使わなくて

良いのですからね。

しかも経済は回る。

 

それに、南北アメリカを植民地化させない、

というモンロー宣言は、

巨大な経済圏を作ることにもなりました。

 

でも、戦争に乗り出すと

 

もっと儲かる

 

ということを、

第一次大戦で知ってしまったわけです。

アメリカが世界一の大国になれたのは、

この戦争のおかげです。

ハイリスクハイリターンのギャンブルです。

 

ところが、その後の影響までは

考えていなかったようですね。

豊かになったアメリカ人は、

その好景気と娯楽の日々を

享楽的に過ごすようになります。

 

それまでは行き渡っていなかった

アイスクリームが、あらゆる田舎町にも

流通するようになります。

つまり、景気が良いと言う体験を、

軍需産業従事者以外も味わったわけです。

その享楽的な余裕は、

しばらくすると反戦厭戦なムードに変わります。

 

だれだって、しんどいことは嫌だし、

きれいごと言いたいわけですね。

 

つまり、金は欲しいけれど、

戦争反対!的な流れですね。

ここで、ブルーカラーを支持層とする

民主党の戦略は面白いものです。

リベラルと思われる民主党は、

実は戦争していたほうが支持が高いわけです。

 

ブルーカラーの仕事が増えますからね。

 

でも、戦争する共和党に敵対して

反戦することでも支持が増え、

戦争が終わりかけると景気がしぼんで、

共和党に政権を取られるわけです。

 

しかし、基本的にアメリカが

好戦的な態度をとるのは、民主党政権下です。

戦争のしりぬぐいは、

たいてい共和党がやってます。

 

ここ重要です。

 

相互にメリットがあるということなんですね。

共和党も尻拭いだけで終わりません。

そんなおめでたい集団でもありません。

その後の有利な展開を党にもたらします。

 

ブルーカラー層の票の行方が、

選挙の勝敗を決します。

そして、軍産複合体の問題を指摘した

アイゼンハワーは、共和党です。

共和党とは、その工業会社の

ホワイトカラーが支持層とよんでいいいでしょう。

 

この不思議な、しかし抜き差しならない構造、

これが「体制」なわけです。

これは日本も同じですね。

工場の周りの繁華街が栄え、

庶民が家を買い、経済が廻る。

その根本にあるのが、

大きな資本の会社ってのは、よくある話です。

企業城下町に行ってごらんなさい。

余裕こいてる大企業の組合が、

会社の福利厚生の資金で

反戦活動やってますからね。

 

おかしなものです。

 

 日本の医療制度との相似

医者は病人がいないと、お金を稼げません。

お医者さんの乗っているポルシェは、

ほぼお医者さんの自力での稼ぎではありません。

健康保険からの上りがほとんどですから、

いわば税金のようなお金から、

ポルシェを買っていると考えてもいいでしょうねえ。

自費治療で、何人の医者がベンツに乗れると思います?

今の一割くらいじゃないでしょうか。

医療の充実は、実は新たな門前産業を生むので、

一つの経済集団とよんでいいでしょうね。

製薬会社はもちろん、インフラ、飲食、土木土建、

あらゆることがお金でつながってゆきます。

失速せず、その経済圏を拡大するために、

医療はドンドン高度化する宿命にあるわけです。

もちろん職員も大量に抱えるでしょう。

国民は、その原資を保険の支払いで担っているわけですが、

医療保険費負担増と増税にいつかついていけなくなるはずです。

かといって、今更手放せないでしょ、

国民皆保険制度は。

 

それと同じように考えていいのかもしれませんね。

命はお金で買えないけれど、金はかかる。

じゃあ、だれが払うのか?ってことです。

正解は見えません。

この制度、悪いとは言えませんよね。

でも、本当に持続可能なんでしょうか?

 

どうです、さっきまで話していた、

軍事産業と景気の話と似ていませんか?

 

アイゼンハワーが言ったのは、

この制度から抜け出さないととんでもないことになるぞ!

ってことなわけです。

 

では、どんな影響がるのか?

オリンピックの夏季大会は、

炎天下の真夏ではなく秋に行われていました。

今は盛夏にやりますよね?

東京の真夏でフルマラソンとか

本当にやるんでしょうか?

きっと死者でますよね。

 

そんな時期にやるようになったのは、

アメリカのテレビ中継と関係しています。

つまり、その時期はアメリカの

メジャーなスポーツイベントのオフシーズンなわけです。

 

もちろん、野球とかはやってるでしょうけど、

ワールドシリーズは晩秋です。

他のスポーツ、アメフトやホッケーも冬です。

バスケも盛り上がるのは冬です。

 

アメリカの都合で、

真夏にオリンピックやってるわけです。

これは資本力の問題ですので、

まあ仕方ないとしましょう。

それに、誰がそれを望んでいるのか?となると。。

広告主であり、

それは最終的には購買者である

アメリカ国民ということになります。

 

オリンピックに影響与えてるのは、その辺の

チャーリーとかビルとか、

リンダとかメーガンなわけです!

 

すごい連鎖反応というか、

バタフライ効果のようにさえ見えてきますが、現実です。

 

こう言う波及の影響はすさまじく、

アメリカ国内だけでは終わりません。

朝鮮戦争ベトナム戦争の時の日本は、

まさしくイケイケで儲かっていたのでありますしね。

 

当時の話を聞くと、

翌年に年収が倍はザラです。

もちろん会社員全員で倍です!

実はアメリカの戦争が活発な時代のほうが、

ヨーロッパのF1のスポンサーも次々ついたりするんですね。

 

ニキ・ラウダやジエームス・ハントが

世に出たのは、ベトナム戦争の時代です。

映画でいうとこれですね、。

 

 

パリコレなんかもそうです。

一番盛り上がったのは、

ベトナム戦争時代。次が湾岸戦争時代。

 

今や、ネットで株価や金融市場に

影響がありますから、さらに世界全体に影響あるわけです。

その点においては、いまや地球全体が

軍産複合体のメンバーとも言えるわけです。

毎日新鮮な野菜を食べられることが、

実はどっかの戦争と

関係しているのかもしれないわけです。

 

まとめ

陰謀論や、自分は関係ないとか言っても、

どこかで巻き込まれて

抜き差しならない状態であることは書きました。

しかし、これを認められる人は少ないわけです。

 

日本の「リベラル」って集団も、基本的な支持母体は

 

大企業の労働組合と公務員の組合なわけです。

 

つまり、非情に金回りのいい集団

が母体ということです。

それが悪いとは言いませんよ。

ところがね、あんたらのその活動費って、

そこから流れてんじゃん?

その上で、何寝言言ってんのさ?

 

システム、というものは

渦中にいる時には見えないものだと思います。

でも、自分の立場がわかった時、

少なくとも私たちは安易な発言を

出来なくなるのではないでしょうか。

 

やはり、「考える」をしなきゃならない。

これですね。

 

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