この世界地図は、日本では見たことない人多いんじゃないかな。
普段日本で見ている、世界地図はこっちだよね。
世界の歴史だとか、いろいろあるだろうけれど、
今のところ、世界は西洋を中心に回っていることは、
まず間違いないよね。
世界にデビューするってのは、北京やソウルでのことじゃない。
ニューヨークやロンドンのことを言うのは、誰でも知ってる。
感情的なことは、さておいてね。
トップ画像では、日本は東の端。
つまり「極東」なわけだ。
トップの写真は、大西洋を中心とした世界観を生むよね。
二枚目の地図は、太平洋というか、
日本を世界の中心の世界観を生む。
世界的に中心と思われているのは、実は地中海なんだけどね。
これを説明すると、またまた長い歴史と、うんざりするような話がついて廻るんだけどね。
ローマ帝国から話さなきゃならなくなるし、
イスタンブールの変遷についても、書かなきゃいけなくなる。
確かに世界はひろくて、いろんな人たちがいて、
いろんな文化や特色があって、旅をしていると飽きることはないと思うんだ。
ただ、どこの世界に行っても、けっこう共通していることは多い。
僕が思うことの一つは、「敬意」という感覚だ。
僕は、日本人はこれを苦手だと思う。
たぶん、日本語の「敬意」ってのは、屈服を表す部分があるからじゃないかな。
確かに、そういう「敬意」を表すと、相手は間違いなく横柄になる。
でもそれは違うと思うんだ。
「敬意」ってのは、どこに行っても、
もっとも安全で有効性の高いツールだと思う。
これを日本でやると、変なことが起きる気がする。
「なめられる」と思っている人が多いんじゃないかな。
実際そうなることも多いけど、それはやり方が間違ってんじゃないのかな。
やっぱり相手には、丁寧に接するほうがいい。
小賢しくうまくやろうと思っても、楽しくもないと思うしね。
相手がだれでも、粗雑に対応していいことはないと思うんだ。
相手には相手のメンツがあるのだし、
できれば味方は多いほうがいい。
丁寧に接することは、卑屈になることじゃないのに、
優位に立つことと、威張ることが、
どうも同じことになっているんじゃないかと思うんだ。
これも世界共通だと思うんだけど、
どこの世界でも、争いには前提のルールがある。
これは、なかなかわからないけれど、必ずある。
これをやればポイントが上がり、これをやれば下がるとかね。
それをわかるためには、その世界で育ってなんとなく理解しているか、
静観してルールを見極めなければならないわけだ。
ところが、その時間を与えてもらうためには、
つまり、食い物にされないためには、安全である必要がある。
ここでも「敬意」は、とても有効だ。
じゃあ、「敬意」ってなんだろうって、思わないだろうか?
たぶんこれは、まず相手の話をよく聴くことだ。
ちゃんと聴いていれば、相手から情報が入ってくる。
「何をしてはいけないのか」、このもっとも重要なルールを知れば、
かなり有利になれる。
それに、相手が話をしてくれるのは、こっちが冷静な表情をしているときだしね。
威張ったり怒ったりしていたら、向こうのルールでやられることになるわけだ。
だから、怒るときは、それが有効だと思うか、
ほかに手段がないときに限られるべきだと思う。
威張っている人にあこがれる人もいるけど、
あれもどうなんだろうね。
いい気分を味わっているうちに、バカになってるわけだから、
それにあこがれるってのは、本当にガキなんだと思うんだよね。
そんなバカな態度は必ず周囲にばれてるから、結局相手の「敬意」を失うと思うんだ。
つまり、バカにされるってことだと思うんだ。
これだけは、気を付けたほうがいいかもね。
「敬意」とは何かの答えを思いついた。
冷静に丁寧にいるだけのことだよね。
(まあ、こういう話も説教臭いから、威張ってんじゃんね?まあそういわず、敬意でクリック!)