一時期熱狂的なファンが付いていましたね。
週刊文春で連載中ですから、実は上手く行ってるのかもしれません。
私、大好きなんですよ。
玉吉さんのこと。
初めて出会ったのは、かれこれ20年前くらいでしょうか。
「慢玉日記」と言う連載をされておりました。
たまたま、知り合いが読んでいて、
回ってきて読んだのですけど、
よく考えたら、今で言う「ブログ」なんですよね。
しかも、人生切り売り系の。
病院の待合室とか、雑誌おいているカフェとか、
文春があるじゃないですか。
時々読むんですよ。
スキャンダル系は、どうでもいいのですけど、
伊集院静の「人生相談」、
みうらじゅんの「人生エロエロ」、
そして、我らが玉吉の「日々我人間」は、
チェックします。
まあ、伊集院静も振り切れてます。
人生相談とか、結構笑えます。
みうらじゅんは、延々とシモネタを書くわけです。
最近勢いがないのも味わいですね。
そんな中、玉吉は生活のごく一部を、
アイロニカルに切り取るんですねえ。
こんなの著作権からむんでしょうか、
まあいっか。
これとか。
私も感動を覚えました。。
へえ、そうなんだ。それで渦を巻くんですねえ。
昔、南半球では渦が逆とか言われてましたけど、
違うようですねえ。
私ね、なんでかわからないんですけど、
生涯で南半球行ったことありません。
ですんで、信じてたんですけど、
違うようです。
もっと言えば、北半球は同じだと信じてたので、
よく観察していませんでした。
どうなんでしょうねえ。
玉吉に戻ります。
設定では、実生活を漫画誌にしているわけです。
嘘か本当かはわかりません。
でも、適当に株を買い、
その一喜一憂を漫画にしたり、
法人登録をして、会社作ってみたり、
離婚したり、家買ったり、
家族が死んだり、元妻が再婚したり、
小娘に恋したり、
まあ、悲喜こもごもなわけです。
その途中で精神を病んだり、
満喫に一年以上連続で住みながら
創作したり。
多分、読者は(私をふくめ)心配しているわけです。
でも実際はわかりません。
ただ、読んでいると、
人の営みの、哀れなことに、
常に笑いと絶望が絡んでくることを、
しみじみと思うのですねえ。
アマゾンのレビューを見ても分かるのですが、
読者は「お布施」として、購入しているようです。
いいですねえ、ファンとはそういうものでしょう。
玉吉を知った頃に、まだ小学生だった幼子が、
今や30歳を超えたようで。。。
いろいろ月日の流れを感じるわけです。
小さな日常を切り取り続ける、
桜玉吉を、今後も一読者として応援しますよ!
今日、春一番が吹いたようですねえ。
(いいですよ、玉吉は。一度どうです? お布施と思ってクリックしてみませんか?)