古書奇書のたぐいがとても好き、
というわけでもないんですが、
たまたま手元に一冊の稀本があります。
題名は
「日本性的風俗辞典」
となれば、ここは大人の部屋ですね。
まあ、そうエロい世界ではないんですが、
一応念のため書いておきます。
ここは大人の部屋です。
子どもは入らないように!
では、歴史を紐解いてみましょう。
以下読む人は、
文句なしってことで、よろしくお願いします。
========
写真の古本は、
以前、知人の倉庫にあったもの。
なんでも、彼の義理のお祖父さんが収集家で、
膨大な印刷物を溜め込んでいたらしいのですね。
かなり処分されてたんですけど、
好きなのあったら持って帰っていいよ、
との言葉に甘えて、
風情に惹かれて貰い受けたのですけれど、
これがなかなかのもの。
昭和4年発行とある、非売品。
花街の俗語等を集めた、
辞典のようなものですね。
粋、通、酔狂と、
言われた世界の濃縮本でもあるわけです。
ここで、私のブログをお読み下さる、
各界のお助平様に、ご回答をお願いしたいのです。
ウィキで出ないとは思いますけど。
「なるほど、上手い!」という言葉もあれば、
「なんじゃ、それ?」の世界まで、
いくつか網羅してみます。
答は、そのうち、写真付きで。
1 いかもの
2 けじけもの(弾者)
3 くつわ(忘八)
4 おめさん(男女さん)
5 みの(蓑)
どうでしょう?
読んでゆくと、なんと言うか、
これを大真面目で出していた、
戦前の我が国の酔狂さが伺えます。
悲哀あり、差別あり、
救いあり、慈悲あり、
と様々です。
まあ、知ってても、
何も得にはならないんですけどね。
そこの貴方、
いっちょ弓場(と小粋に通用語)と洒落てみませんか?
答えは次回に写真付きで。
(それにしても、誰向けにこれ出版したんでしょうねえ。昭和もかなり謎ですねえ。クリックで解決!)
東京古本とコーヒー巡り (散歩の達人ブックス 大人の自由時間)
- 出版社/メーカー: 交通新聞社
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (30件) を見る