今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
気づけば、敬老される側にいる俺。
ということは、同級生とかもそうなのだ。
すでに十分大人なわけであるのよ。
以前書いた「大手企業人の憂鬱シリーズ」
その彼が、連休を使って神戸にやってきました。
彼のオートバイを軽快にするために。。
大人(初老)が拗らせると遠慮がない。
稀代の名車。ある意味珍車。
BMWR100RS。
今回、そいつをいじりながら
オッサンがワーキャーいうというお話です。
ちなみに彼の名はS。
マニアの域を超えた変態。
学生時代に買った、RZ250Rをレストアして
自分でCDIを作ったりしておるわけです。


クランクケースの欠けをアルミパテで修正したり。
缶スプレー自家塗装で、こんなことは平気で仕上げちゃうやつ。
正直、同級生としていかがかと思いますよ!
こじらせ方に遠慮がない。。
嫁も子もおるのに、なにをやってるんでしょう。。
しかも、こいつBMW二台持ってんです。
新しいのと古いのと。
車はBMWのオープンカー。
もうね、中年の危機真っ盛り。
そういう彼が、私の激推メカの洗礼を希望。
まるまる2日みっちり神を独占させていただきましたよ。
その神の神殿がこちら。
で、やってきた来た遠路構わず。
もうね、白髪のおじいちゃんですやん。。
ハハ、同級生ですわw
で、持ち込む車両がこちら!
ドイツが統一される前の、西ドイツベルリン製造。
BMWR100RS。
一部の世代にには感慨を持って迎えられる名車。
もしくは迷車。
多くの中年勘違いを生んだ問題作キリン。
あの主人公が最初乗っていたアレ。
Sのバイクは後期型の片持ちサス。
ではいざまいらん。
もういい年した大人なんで、名刺交換などしつつ
いきなりリフトへ。
Sはノーマルの負圧キャブからFCRに換装してあったのだが
さすが大人。
前日にノーマルキャブに戻しての来店。
ノーマルキャブをリセッティングして
まずは3人で楽しもうという計らいである。
素晴らしきかな、その変態!
で、ブレーキはラジポンに。
アクセルは、ノーマルのあまりに変なメカニカルが嫌で交換しておる。
ちなみに、R100RSのアクセルは本来こうなっておるらしい。
アクセルがチェーン引きなのだよ!
俺としては、ぜひ残したい機構であるなあ。
しかしSは合理性重視らしい。
よって国産の普通タイプに変更されておる。
だったらなぜ旧車?
答えは単純明快。
「カッコいいから!」
確かに。。
私この実車に触れるの初めてだし
そもそもBMWのボクサーツインに乗ったことがない。
でも、この時代の空冷エンジンの造形は実に美しい。。
はよ、調整して俺にアクセル全開させてくれぞなもしー!
オッサン二人がキャッキャいいながら
高価でデカイおもちゃをいじっておる姿は
実に微笑ましい。


排圧のバランス調整では
手の感覚や新聞紙も使うのである。
同時に理想空燃比計というデジタルも使う。
まさに、オッサンハイブリッド!


まあ、これらが全部前戯というか
ミサはこれから始まるんだけどね。
ここから二日間に渡って、
スピードの神へのミサが始まったのであるよ。
まさかのシリーズ化であります。
(名を残した旧車には、「こんなもんです」はないのです。それは整備不良でクリック!)