CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

秋晴れの紅葉ツーリング その7 ついに紅葉と出会う

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 青さん成長してますねえ。

おじさんになってから始めたにしては

カメラへの情熱は立派なもの。

 

chuff.hatenablog.com

 

今週のお題「〇〇の成長」

 

しかし、バイクにダメージあるかもしれない渋滞。

それを抜けてまで来た価値はあるんでしょうか。

くどさと長さにかけて、超一流。

文章も写真ももりだくさん。

 

では、さっそく!

 

 


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仁田峠にはよく来ますが、

ロープウェイを利用することはありません。

妙見岳からの眺望が素晴らしい

のは知っていますが、

往復1290円です。

これはちょっと悩ましい金額です。

 

去年立ち寄った九重夢大吊橋も、

はるばる行ったので500円払って渡りましたが、

次回のやまなみハイウェイツーリングの際には

スルーすると思います。

 

雲仙ロープウェイも、

わざわざ来る方がご利用なさるものでしょう。

私みたいに、行き先に困って

ちょくちょく行くような人間を

対象としていないのだと思います。

 

今回はわざわざ来ておりますから、

初めてロープウェイに乗ってみようと思います。

ひょっとしたら少年期に

経験があるかもしれませんが、

記憶にないものは未経験だとみなして良いのです。

 

青い体験(字幕版)

青い体験(字幕版)

 

 

普段なら閑散としているチケット売り場では、

多くの人がチケットを買い求めておりました。

二階部分にある駅への階段も

人が並んでおりました。

まさに繁忙期を迎えているようです。

ケーブルが伸びている妙見岳の山肌は、

赤や黄色に色づいて絢爛豪華。

まさに錦秋であります。

 

強い風が吹いており、

待っている間にはっきりと寒さを感じますが、

10分弱でゴンドラが来ます。

とりあえず、待っている間に一枚。

どこかしらぼんやりとかすんでいますねぇ。

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やがて私が乗る順番がきました。

ゴンドラ内の角の空いている場所を確保し、

カメラを準備します。

動きながらの撮影なので、手ブレに注意します。

 

強風の割にゴンドラの揺れは小さく、

風景を楽しむ余裕もあります。

私はガンガンシャッターを切っていましたが、

大渋滞を引き起こすだけの理由がある景色が広がっていました。

 

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素晴らしい紅葉。来年は平日に時間を見つけて来よう。。

見渡す限りの紅葉を、

どう撮ったものかと悩む暇もなく

妙見岳駅に到着します。

 

約1300メートルからの眺望は素晴らしく、

すこし霞んでいるものの

ずいぶん遠くまで見渡すことができます。

 

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方向を変えて、撮ってみますが

モヤと逆光でなにが何やら。

肉眼だと橘湾もかろうじて見えるのですが、

私の技術でそれを撮るのは難しかったです。

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妙見岳にはもっと高い場所にも展望台があり、

妙見神社もあります。

せっかくなので、そっちにも行ってみましょう。

 

あまり整備されていない、

踏み固められた山道を歩いていくと分岐。

左へ行けば妙見神社、右に登ると展望台です。

 

まずはご参拝です。

展望台への道はにぎやかですが、

参道の方はあまり人もおらず静かです。

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近くの山の紅葉を眺めながら歩いていくと、

小さな祠が見えました。

妙見神社です。

 

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ベンチがありましたので、

いったん荷物を置きお参りしました。

いつもどおり天下泰平を祈願して、撮影です。

さっきから紅葉を遠望しておりますから、

ちょっと寄せてみました。

 

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うんうん。良いんじゃないでしょうか。

カメラをぶら下げて参道を戻りながら撮影を続けます。

帰りながら撮った2枚の写真。

 

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手前の紅葉にピントを合わせたものと、

奥の風景に合わせたものなんですが、

印象が違います。

 

同じ構図なのに、

焦点だけで変化があるというのは面白いですねぇ。

これ、空気が澄み渡っているのなら、

見ている方向は橘湾が広がっているはずです。

本来は、山並みと海との組み合わせが美しいと思います。

だったら風景を撮るのに紅葉を添える、

という撮り方で良いのかもしれません。

 

歩くと少し汗ばみますが、風は冷たい。

分岐まで戻り、展望台に登っていきます。

 

妙見岳のほぼ頂上付近にある展望台は、

平成新山を正面に見ることができます。

見下ろせば、先ほど走ってきた

上木場の田園が広がっています。

 

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見上げれば蒼穹

月まで浮かんでいて、

なんだか泣けてくるほどいい景色であります。

 

こちらの海は有明海なので、

遠望する町並みは熊本でしょう。

 

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平成新山には雲がかかり、

溶岩ドームは見えません。

 

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しかし、手前に折り重なる

瓦礫の不気味さは迫力十分です。

小康状態とはいえ

この山はガチなんだとはっきりわかります。

 

手前にある山の色づきとの対比は、

ここでしか見ることができないので、

混むのは仕方ないんでしょうねぇ。。


色づく山の間からも

熊本の町並みは見えます。

待つのは辛いが

たしかにいい場所だと思いました。

 

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人の多い展望台で撮影を続けておりましたが、

時間を確認したら16時。

よし、帰ろう。

 

再びロープウェイで下っていきます。

下りながらも撮影。

まぁ、似たような写真です。

 

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見ているような風景を撮るってのは、

本当にむずかしい。

もっと鮮やかで、

もっと華やかなんですが、

それを切り取るにはもっと研鑽が必要ですね。

頑張ろう。。

 

仁田峠におりて、

駐車場の方を見るとゾッとします。

 

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渋滞がおわってない!

 


あらためて心に刻もう。

シーズンで休日の仁田峠には近づくな。

ロープウェイの駅から降りる途中、

すすきが風に揺れていました。

秋の夕暮れとススキはよく合いますねぇ。

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轟天に戻り、山を下りだすと

いつもの仁田峠です。

考えてみれば当たり前で、

駐車場を後にしたら混みようがない。

 

どうやって帰ろうかと思いましたが、

諫早から高速とバイパスを使うことにしました。

 

高速の上でゆっくりと日は沈んでいき、

バイパスではすっかり夜。

 

 

日中はときに汗ばむほどでしたが、

日が暮れた後はぐっと冷えます。

上半身はバイクジャケットが十分に機能しておりますが、

下半身はジーンズ一枚だとそろそろ辛い。

 

 

次の旅ではオーバーパンツが

活躍することになりそうです。

 

見たり撮ったり走ったり。

色々と考えることの多い旅でした。

次の旅は、おそらく高千穂峡

 

あまり寄り道できそうな場所がないので

休憩のタイミングが難しいのですが、

ツーリングマップルとグーグルマップを眺めながら、

皮算用に余念がない私でありました。了

 

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紅葉とか、花とか。

難しいんですよね。

 

「見ているもの」は「そこにあるもの」ではありません。

脳がそう認識したものです。

 

中学生や高校生とかがですね

造形の美しさが分かる訳ないんです。

だって、いろいろ盛りでしょ?

きれいに見えたり、かっこよく見えるんです。

でもねえ、数年後に「あれえ、こんな容姿だったっけ?」

とかあるじゃないですか?

 

祭りのはっぴ姿の若い男性とか

みんなかっこよく見えません?

 

だって、脳がそう誤解したんだから。

 

この誤解を、写真は映像化しなきゃいけないわけです。

トップ画は、多少いじってあります。

たぶん、青さんが撮りたかったものに

近くなっているはずです。

こういうのを、サクッとできるのがデジタル。

言い換えれば、そうすること前提の道具といえるでしょうね。

そこが、フィルムとは異なるわけです。

 

(こういうのは、ごまかしじゃないですよー!さりげなく、でクリック!)