CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

秋晴れの紅葉ツーリング その6 時速2.5キロの憂鬱

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今回のは長いですよ。

もう実に長い。

 

クドさを売りにするワタイにも長かった。。

それくらい渋滞にハマった青さん。

 

chuff.hatenablog.com

 

ネタとして楽しんだと思うのですが、

オートバイにかなり無理させてます。

これはちょっとマズイ。

それくらい、長い。

 

ではさっそく!

 

 

 



 

 

 

==========

 


渋滞の最後尾は

想像していたよりも遥かに手前で始まりました。

完全に止まっているというわけではなく、

ジリジリと進んではいます。

いやらしい渋滞ですね。

 

でもね、私は思ったんです。

 

「あれ?これ、一時間で着かないんじゃ?」

 

とはいえ、脇道がない一方通行の仁田峠循環道路。

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もはや、駐車場までの車列に

並ぶ以外の選択肢がありません。

 

普段は脇見運転にならぬよう、

チラリと見るだけの風景が

存分に堪能できる点はは良いのです。

ハゼのような木々が、真っ赤になっているのも風情だ。

 

問題は、ずっと半クラ

ずっと上り坂という点であります。

 

そんなに気温が高くなかったのですが、

それでも股の下から上がってくるエンジンの熱は、

ジーンズにしみて汗を誘います。

 

日陰だと丁度いいぐらい。

日向だとやや暑さを感じます。

ちょっとジッパーを開けて風をと思うと

せめて信号停止程度の時間が必要です。

 

しかし、そんなものはない。

微妙に進むんですね。

約時速2.5キロくらいで。。

 

人が歩くより遅いくらい。

もう修行です。

停まっていないという地獄。

進まないという地獄。

 

羅生門 デジタル完全版
 

 

 

さぁて、こいつはちょっと難儀だぞ。。

と思っていたら、意外な解決策が後ろから。

バイクがドンドンすり抜けていきます。

 

そうでした、私の乗り物は

これができるんだった!

 

 

というわけで、すり抜けて上り始めたのなら

この話はそんなに広がりません。

そもそも、記事にしません。

 

私はすり抜けを

絶対にしないわけではないですけどね、

やるときはそれ相応の理由があるわけです。

しかし、この車列は「駐車場待ち」なんですよ。

公道における

「それぞれの目的地へ急ぐ列」とは

意味が違うじゃありませんか。

バイクがいなくなったら

そのスペース分前にすすめる、

ということはないんじゃないか、

というところに思い至ったので、

私はそのまま順番が来るのを待つことにしました。

 

つまり、このすり抜けにはない!

 

壬生義士伝

壬生義士伝

 

 

時折バイクがやってきて、

すり抜けをしながら登っていきます。

この日の仁田峠で、四輪と同じ時間分を並んだ二輪は

多分、私だけだったのではないかと思いますな。

 

この正直を愛でて、

年末ジャンボでも当たらねぇかなぁ、

なんて思っていました。

そんな時、福岡ナンバーのツーリンググループが近づいてきました。

 

彼らもまた、隙間を見つけて

登って来たんですが、私の前を行く

福岡ナンバーの車を抜こうとしたときです。

最後尾を走ってきたのは

おそらくハーレーなんですが、

両サイドにパニアケースをつけています。

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この横についた箱。コレがパニアです。

 

この箱が車とコツーンと接触してしまいました。

 

天網恢恢疎にして漏らさず。

つまりバチが当たったんでしょうね。

 

すぐに出てくる車の人。

脇に止めて何事か話をするハーレーの人。

先行していたグループの人も、

少し先で停まって様子を見ているようです。

 

これ、普通の一方通行の道路なら

「もっと広い場所でやれ!」

とクラクション案件ですが、

どうせ前はみっちり詰まっています。

どうなることやらと観察しておりましたが、

おそらく連絡先を交換してどこか別で話をする、

という感じでまとまったのでしょう。

 

再び発進し、20メートルほど進んだら再び渋滞です。

しばらくそのツーリンググループは、

私の数台後方でしおらしく並んでおりましたが、

しびれを切らしたのか再びスペースを走って登っていきました。

 

ヒヤリハットを軽く感じていると、

そのうち取り返しがつかないことになりますよ、

と他人事ながら心配になりますが渋滞は続きます。

 

もう、二度エンストをしております。

時計はそろそろ1時間。

手前にある第二展望台すらまだ遥か彼方です。

 

右側には絶景が広がっていますが、

もはや気休めです。

 

左手が随分だるくなっています。

半クラの加減が

だんだん怪しくなっているのと、

数台前の久留米ナンバーが

変な進み方をするのでアクセルワークが大変です。

 

テレビでも見てんですかねぇ。

居間じゃないんだから、

もう少し緊張感をもっていただきたいものです。

 

 

気疲れと暑さで随分疲れてきましたが、

もう一息で第二展望台かな、

というあたりに来ると

ありえないことに歩行者がけっこうおるのです。

 

仁田峠の一方通行に入ると、

トイレは第二展望台までありません。

普通なら気になりません。

ゲートから約4キロですから、

10分かからず到着します。

 

ただ、この日は1時間が過ぎても

到着する気配もありませんから、

人によってはトイレが問題になってきます。

 

駐車場の問題で起きている渋滞ですから、

急にスムーズな流れになることは無い。

ということは、歩いたほうが早く着けるんですね。

なので、歩いている人がちらほらいるのでしょう。

 

ゲートをくぐったときには、まだ幾分昼らしい色

だった陽光ですが、

気がつけば徐々に暖色を帯びてきました。

 

後悔がないと言えば嘘になる。

あのとき、どうして引き返さなかったのか、と。

 

しかし、私は思うのです。

引き返していれば、

この渋滞は「すっぱい葡萄」だったのです。

 

酸っぱい葡萄: 合理性の転覆について (双書現代倫理学)

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続く半クラ

うんざりする登坂、

目撃した接触事故。

 

「渋滞がひどそうだったので、入り口で引き返して…」

 

という一文では代えられない経験が

できたのではないかと思います。

 

しかし、この葡萄

はっきりと苦い!

二度と食わない。

 

すっぱいぶどう: きいろいとり文庫 その6

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こう言い切れる体験は

私にとって2時間と引き換えることができるものです。

来年は平日に時間を見つけてくるぞ!

という固い決意を胸に辛抱し続けると、

ようやく第二展望台が見えました。

当然、立ち寄りません。

 

ここから1キロ。

まだまだ渋滞は続きますが、

風の冷たさが増します。

暑さを感じずに済むだけで少しは楽です。

 

じり、じり。。

登坂が終わって平坦になった道を、

最後の握力を振り絞って進みます。

 

遠目に、赤く染まった

妙見岳が見えてきました。

駐車場も確認できます。

もう一息、もう一息…

 

翼よ、あれがパリの灯だ

翼よ、あれがパリの灯だ

 

 

 

駐車場に立っている警備員は、

先頭の車両を次々にさばいていきます。

ようやく、長かった渋滞が終わります。

 

私の番になると、今までの車とは違う方向へ。。

ああ、臨時に駐輪スペースを作っているんですね…

 

あれ?

 

だったら、駐車渋滞なんだから

並ばないとズルだ、と二時間耐えた私の立場は。。

 

 

なーんてことを考えると

精神衛生上よろしくありませんからね。

これも修行の一環です。

坂道発進半クラがうまくなったので、

きっと良いことだと思います。

 

さぁて。

来たからには撮らねばなるまい。

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いよいよ本日の主目的、

紅葉の撮影をするために歩きだした、

といったところで本日はここまで。

それではまた。了

 

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今の水冷エンジンは、滅多なことではオーバーヒートしません。

しかし、問題は油圧なんですね。

アイドリング周辺の油圧はかなり低く

その状態でエンジンを始動させ続けることは

実はオートバイには危険です。

 

青さんが車の感覚でいたのなら、

ちょっと反省されたほうがいいと思います。

厳しいこと言うようですが、これは事実です。

私なら、オートバイのために絶対しないと思います。

すぐに壊れることはないでしょうけれど、

ダメなことです。

 

(良いオイルを入れていても、この状況はダメです!でクリック!)

 

ぜったいに さわっちゃダメ?

ぜったいに さわっちゃダメ?

 
ほんとに ぜったい あけちゃダメッ!!!

ほんとに ぜったい あけちゃダメッ!!!

 
ぜったいに おしちゃダメ?

ぜったいに おしちゃダメ?