お守りの中見たことります？
ワタイはありますねえ。
あれは小学校に上がる頃です。
ランドセルにぶら下げられてたわけです。
同級生も、みんなぶら下げておったわけです。
まだまだ6歳ですので、
ちょっと大きい赤ちゃんみたいなもんです。
それぞれのお守りに施された
豪華な刺繍とかをいろいろ見せあっておったのです。
そこで、ワタイは言ったのです。
「中、見てみようよ」
皆ドン引きです。
当時のワタイはお守りを信じておるわけです。
その絶大なる力の源、つまり神です。
それを見たいと思ったのですね。
お守りを軽んじておったのではなく
どちらからというと、神に触れたかったわけです。
そうザンスなあ。
今のリリカル能力で言うと
ビリビリしたいぜ！
だったのだと思うのですね。
その時周囲の同級生たちは
「目がつぶれる！」
「罰が当たるよー」
「死んでしまう」
もうね、これぞアニミズムですなあ。
アニミズムという考え方は実に自然発生ですなあ。
もしくは、文化の侵襲性とでもいうべきザンスかね。
アニミズムってお分かりザンスの？
これ良い書だと思うのザンスので
お勉強してみたい方は、これからザンスよ。
今時は、いきなりガストン・バシュラールとか
行ってしまうザンスけど、間違いザンスよ。。
始めるようなもんで。
あっ、
ついてこられてます？
お守りの話だったザンスね。
ドン引きされる中、皆の説得を試みたザンス。
「そうじゃなくてさ、すごいのがはいってるはずやん？」
この説得は全く通じず、
結果として
「ほな、やってみーや！」
と言われたンザンスな。
「うん、そうするわ」
と言ってチョッキン！
もう周囲はパニックザンスよ。
目を隠す奴、
走って帰る奴、
フリーズしてしまう奴。
そんな中、ワタイはワクワクしながら
中を見たザンスね。
そしたら、紙切れ一枚。
ワタイの感想は単純に
なんや、これ？
ワタイは開けると、
そこからまばゆい光が出てきて
イカヅチが落ちるくらいを
期待しておったザンスのに！
実にがっかりだったザンスな。。
今にして思えば、その紙切れに
ワーキャー言えるものを感じる力。
それこそが神の力かもしれないと
理解できるザンスけどね。
最近は思うザンスよ、神はどこに宿るのかとか。
神は髭はやして、ロープをまとってはいないザンスよね。
綺麗に光るクロームメッキとか、
いい歯ごたえのキュウリとか。
そういうところにいるように思うザンスな。
一瞬だけ捕まえることのできる美しいもの。
ふと、料理にワサビを加えたときの
劇的な変化とか。
オートバイが思った通りのラインを
トレースしているときとか。
あっ、今神様とすれ違ったな。
とか思うのもいいものザンスよ。
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