デジャブーな交差点 青さんの濡れた後

白バイってね

なぜか男前な感じしません？

あれ不思議ですよね。

機動隊には思わないのに。

でね、やつらも自分で

ちょっと思ってるみたいですね。

若かりし頃に、

「何様だよ、白バイさんよー」と

生意気なこと言ったら、

「街のヒーロー様だよ」と、

ドヤ顔で言われました。

さて、青さん遭遇したようですよ。

ではさっそく！

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長崎バスの新地ターミナルに用があり、

原付きで向かいました。

近くの駐輪スペースが、

原付きだと融通がきくので

そうしたのです。

その用が済んだ帰り道です。 

私はその後、

メルカつきまちの

駐輪場へ向かったのです。 

二段階右折が面倒くさいので、

そうしなくていいコースを

走ることにしています。 

長崎税関の横を通り、

出島ワーフへ右折。

夢彩都から右折して直進し、、

というのが、

二段階右折が無いルート。 

の、はずです。 

普通ならね、別に良いです。

違ったら違ったで

コースを変えたら良いだけのことなので。 

新地ターミナルから

税関に向かう細い道、

前を走るCB1300。

大変かっこいいバイクです。

カラーリングが独特で、

パニアケースが・・・いや、

フレームに箱が積んであるんだな。 

ライダーも気合が入っていて、

目に染みるような軽薄な水色の… 

そうですね。みんな大好き

ホワイトバイクであります。 

後ろを走るのも

ずいぶんな緊張感でしたが、

後ろに付かれるよりは遥かにマシです。 

出島ワーフの横断歩道近くに、

ハザードをたいて止まっている軽自動車。 

白バイ警官が路肩に寄せ、

拡声器で運転手を脅かして…

注意しております。 

私は当然進みますから、

原付きのミラーに

かっこいいヘルメットのライダーが

映ることになりました。

どんな怪談より、

ゾクゾクするシチュエーションです。 

しかも、今から向かう交差点は、

二段階右折が微妙な場所。 

うっかり右折レーンに

侵入したら最後、

万が一二段階右折が必要だった場合

謎のチケットを

渡されることになってしまいます。 

ええい、ままよ。 

右折レーンに進入。

右折指示をペカペカさせて待機です。 

かっこいいバイクは直進せず、

私の後ろにピタリと止まります。 

ミラー越しとは言え、

私が長く白バイを眺めてしまうと、

きっと白バイも私を見返すことでしょう。

交通機動隊は深淵なのでありますね。 

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どうなんだろう。

右折をし始めたらアウトなんだろうか。

しかし、このレーンにいる以上、

右折以外の進路は違反だろうし… 

なんとも言えない緊張感。

でもなんだか懐かしい。

なんだ、この感じは… 

…ああ、そうか。見極めだ。

chuff.hatenablog.com

バイク教習の、

第一段階が終わる時、

教官がぴったりついてくる見極め。

これが良好じゃないと、

次に進めないという緊張感が、

よく似ている気分だったように思います。 

すでに信号は青。

対向車線が途切れたら、

右折しなければなりません。 

久しぶりに、

口の中に鉄味がじわり。

思い切って、右折しました。。

お！ 

大丈夫だ！

やっぱりここは

二段階右折禁止交差点だった。 

んふぅ…

原付用のフルフェイスが

曇るほどの吐息をはいて、

緊張が解けました。 

後はもう、直進と左折で

ゴールですから問題はありません。 

県庁坂を登っていくと、

かっこいいバイクは左折して

五島町方向へ走っていきました。 

しかし、CB1300は良いですねぇ…

CB1100のスマートな感じも

大変結構ですが、

王様感がありますな、1300は。

リッターへの道が

開かれるかどうかはわかりませんが、

何はともあれ400を乗りこなすことからだな、と。 

坂を登らない50ｃｃで

トコトコ走りながら思った、

鈍色の午後でありました。了

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まあねえ、そうですねえ。

CBはいいバイクだと思います。

私は別に、カワサキマニアではなく、

壊れやすい機械が好きなわけでもなく。

結果的にそうなってますけど、

車歴の最初は、ほんだのCBでした。

それにしてもねえ、

あの水色の人たち。

公道最強ですからねえ。

だって、取り締まられること

絶対ないんだもの。

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