CHUFF!! チャフで行こうよ。

もう、何でもありです。ヒマつぶしにどうぞ。

CHUFF!!ってのは、「おっ、なんかいいよね!」って意味です。チャフっていきましょうよ!

偉大なるレーサーと、ガチでツーリング! その1

 

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あれは、今から10年以上前の事。

とあることがきっかけで、私はある有名人と知りあいになった。

否、それは失礼である。

正確にはさる有名人の経営する店でバイクを買って、客の一人になったのである。

その有名人とは・・・・。

 

 レーサーの条件を、

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全て満たす男。

清原明彦先生である。

 

まあ、ご存じない方も多いでしょうけれど、世界グランプリまで行った方ですよ。

レーサーとしては、悲運というか、自業自得というか。。

まあ、神様です。

 

レーサーと言う人種に、清原さんからご教授願う前に、

この十数年前のツーリングレポートをお読みいただきたい。

 

念のため言っておきますが、世界GP行ったらこんな人ばっかですからね!

 

バイク界で先生を知らないやつはモグリである。

止まらない、曲がらない、おまけに真っすぐ走らない、

の三拍子そろったバイク、あの「マッハ」を作った男である。

http://bike-lineage.jpn.org/kawasaki/h2/img/500mach3.jpg

いわゆる後家さん作りなマシンである。

市販車でそんなジャジャ馬なのに、

その試作車に乗っていた偉大な方である。

俺はこの年になって、

まさか赤面しながら握手を求めることをしちゃう、

なんて思いもしなかったが、しちゃったのである。

しかも先生はサインまで書いて下さった。ああ、有り難い・・・・。

 

さて、そんな先生とも気さくに世間話などできるようになったころ、

先生から俺に指令がおりた。

依頼ではない、まさしく指令だ!

 

「おい、俺をツーリングに誘え!」


さて、新手の嫌がらせであろうか?

それとも新しいネタなのであろうか?

などと考えながら、俺は多少のヨイショも込めながらこう言った。

 

「花は桜木、相撲は大鵬、巨人でいやあ長嶋ですよ、清原さんは」

「そやな、だからなんや?」

「お誘い頂けるなら光栄ですけど、誘うのは順番からして逆ではないかと?」

 

我ながら尤もである。それに対して先生曰く。

 

「そんなことはどうでもええから、誘え!」

 

さすがは先生である。

 

もちろん、返事は二つのカタカナ。

 

「ハイ!」

 

選択の余地はないのです。

俺は当然のように幹事になるようである。

幹事とは聞こえは良いが、パシリである。

そうまさしくパシリである。

しかし、あの世界を舞台に戦った男のパシリである。

よーし、と気合いをいれて快諾したのである。

還暦前(当時)とはいえ、先生は挑発にめっぽう弱い。

客に負けたら店をたたむとまでおっしゃるのである。

ならば、廃業させ、気楽な老後を送っていただくのも、

後に続く我らの義務である。

 

などと考えてもみたが、

結果はやはりパシリである。

行先を和歌山県龍神温泉に決めて、

我侭な友人達やら宿の手配やら、

仕事の都合など、

なんだかんだやりくりして当日を迎えたのである。

 

 つづく。                       
========

 

ああ、あれから、もう干支が一回り以上経ってんだよなあ。

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