人間は人間に対し優しくあるべきだと思います。
でもね、
たとえ一人でも、その言葉に傷つく人がいたら
その言葉は許さない、と言う感じの人がいます。
一部の人でしょうけど。
あのねえ、耐性低すぎないですか?
世界に普遍的に流布されている文章を考えてみましょう。
それを基準にしたら身も蓋もない本、めちゃ多いですよ!
① 仏教関係全滅
だってね、全ては虚しいんですよ。
そんなこと言われたら、傷つきませんか?
あなたのやってること、全部ムダよ!って。
特に、お釈迦さんの直系の原始仏教系は凄いですよ。
② キリスト教系全滅
だってね、最後の審判来ちゃうわけです。
でね、キリスト教徒でないと、救われないんです。
そうしたら、そんな考え方に傷つきません?
これもねえ、原始キリスト教、つまりカトリック成立以前のとか、
情け容赦ないです。まあ、ここ数百年のプロテスタントも情け容赦ないし、
非情ですね。
③ イスラム教も全滅
イスラムってのは、誤解されてますが、最もモダンな一神教です。
でも歴史的にそうです。
よって、もちろんイスラム以外は救われません。
イスラムじゃない人は傷ついちゃいます。
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④ 哲学系全滅
哲学の発生は、ギリシャです。
ギリシャをルーツにしないものは、
少なくとも「哲学」とは呼ばれません。
当時、「アホに代わって、考えてやるぞ」から始まったのです。
そんなアホ呼ばわりされたら、傷つきませんか?
⑤ 福祉関係全滅
今の福祉と言う考え方そのものは、キリスト教的思想から出ています。
日本にも「悲田院」という、かなり昔からそういう施設はありました。
その流れは、今はかけないある皮膚病の、宗教的意味から始まります。
ダメなんですよ、それ書くと。
日本語訳の聖書からも、消えてますよ。あれは。
悲田院は、明らかに仏教の思想からですね。
でも、もうその思想そのものが、傷つく人がいるということは、
①と②で書きました。
上げていくとキリがないですね。
「あの人はきれいな人だなあ」と言えば、
傷つく人がいるかもしれません。
じゃあ、どうしろというのです?
言葉というものが、基本的に危険なものになってしまいますね。
じゃあ、つまるところ、タフになるしかないのかもしれません。
ビジネス書とか本屋で見ると、
勝者の話です。
ということは、敗者がいるのですね。
きっと傷ついているのでしょう。
となると、オリンピックもダメかもしれません。
とまあ、愚にもつかぬことを、
ツラツラ書きたい日だったのでしょう。
(いちいち、傷つくのもどうかと思いますよ。タフになったほうが早いしね。そこでクリック!)
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