椅子取りゲームに勝った焚き火の男。
ところが、やはりアウェイ。
そんな簡単でもありません。
さあ、ゼロサムゲームの勝者は、どうなるんでしょう!
では早速!!
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オレ達が入れてもらったバルコニーは、
真正面にあのイカれたジャンプスポットがある。
コースが閉鎖されれば、遮るものは何もない。
椅子に座ってじっくりと観戦できる。
あとはレースが始まるのを待つのみだ。
オレ達が中に入れてもらってから少しすると、
キムさんの友人らしき人たちが次々と入ってきた。
気が付くとバルコニーはほぼいっぱいの状態に。
するとその中の一人がオレ達を指さして
「コイツらはなんだ!?」
みたいな事を言い始めた。
あきらかにオレ達の事を不審がっている。
まぁわからなくはない。
どさくさ紛れに、
その辺の一般客が紛れ込んだとでも思ったのかもしれない。
今、キムさんがいてくれれば話は早いのだが・・・
彼はさっき買い物に行くと言って出かけたばかりだ。
困った。どうしよ!?
説明するのが面倒くさい。
てか、英語でできないし。。
その時、オレ達のすぐ後に入ってきた、
ジャン・レノみたいな顔した革ツナギのオジサンが間に入ってきた。
そしてその人に
「この人たちはキムさんのお客さんだ」
といった感じで諭してくれている。
その人も納得したようで、
ソーリーと言いながら右手をオレに差し出してきた。
なんか・・・・
ビックリするくらいみんな、イイ人ばっかりだ。
この島に来てずっと感じていた事だが、
ここでは出会う人みんな親切だ。
誰かが絶妙なタイミングで手を差し伸べてくれる。
教会でのオヤジのように、わかりづらいのもいるが
結果としてはそのどれもが、オレにとってはありがたいものばかりである。
オレはジャン・レノ似のオジサンに礼を言い、再び自分の席に収まった。
小さなわだかまりが解消されると、他の人たちもやたらとオレに話しかけてくる。
オーストラリアから旦那さんと来ていたツーさんという女性。
ドイツから来たプロレスラーのような体格をしたアクセルというバイク乗り。
やはりここでは日本人は結構、珍しいのだろうか。
それともオレが珍しいのか。
そんな中、キムさんが戻ってきた。
キムさんは買ってきたTシャツを胸に合わせて、
みんなに見せびらかせている。
もうすっかりご満悦である。
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場はレース観戦というよりも、
ホームパーティーの様相と化していた。
いやいや、まだレースも始まっていないというのに
メチャクチャに楽しいんですけど!!
すぐ右方向にある例の観戦場所を見ると、
数えきれないほどの観客がひしめいている。
あそこにいたらきっと
死んでたな。
賭けに出た時、結果は二つのうちどちらかだ。
天国か地獄。
それに勝つというのはこういう事なのだろう。
目の前では道路の封鎖が始まっている。
余興は終わりだ。
レースが始まる。
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基本的にみんな親切だと思います。
これは、一種の「社交性」のトレーニングを積んでいるからじゃないかと思います。
日本人も親切だとは思いますけど、
躊躇するというか、タイミングを外してしまうというか。
結果的には仲良くなるのに時間がかかります。
これは、フランスもそうですね。
それともう一つは、「仲間」の認定を受けるかどうか、ってのもありますね。
特にアジア人相手に、白人は露骨に「仲間外」の反応が多いですね。
「仲間」であると認めると、記事でもあるようにあっさり握手とかあるんです。
もちろん根底には、差別もありますけどね。
その差別も、本当の根源が何なのかは、いまいち謎です。
これも膨大な研究があります。
そのうち、得意の「ザッとまとめる」をしてみます。
でもね、日本人も、躊躇せずどんどん親切にしましょうよ。
そして、仲良くなりましょう。
そっちのほうが、楽しいですよ。
んで、殴るとなれば、遠慮なくとことん殴ればいいんですから!
争うときに情けは無用。
親切するのに躊躇は不要!
(まあ、仲良くなれないクズもたくさんいるので、難しい所なんですが。そこでクリック!)
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