お天気の関係で早々に中止が決まったレース。
ならば街に繰り出そうぜ!
となった、焚き火の男。
マン島には変わった場所がたくさんあるようです。
私も驚きました。
では、意外と知られていない街中に出てみましょう。
==========
行きたいところ何か所もある。
なんせ明日が最終日だから、
よほどの事がない限り、各クラスの決勝が行われる。
つまり、島を見て回る事ができるのはこの日だけだ。
レースの中止決定が早くてよかった。
おかげで時間はたっぷりある。
ならばと、その中の4人と一緒にまわることにした。
まず向かったのはカークマイケルという街。
ここは最終日の観戦ポイントとして、決めていた場所がある。
街の駐車場に車を止め、メインストリートを歩いてみる。
早朝という事でやっている店はほとんどない。
そんな中、一緒に来ていた一人がひとつのベンチを見つけた。
そして写真を撮った後、じっとそのベンチを見ている。
特に特徴があるわけではない、木でできた普通のベンチである。
ただ彼はマン島TTについては異様に詳しい。
そんな彼が、特別なものを見つけたようだ。
聞いてみると、こういうことだった。
マン島TTでは、レース中の事故で死者が出るとこのベンチを作る。
そこに亡くなったライダーの名前を刻むのだという。
そしてコース沿いのどこかに設置され、
マン島TTに挑んだ勇敢なライダーへの敬意を示すようだ。
よく見ると確かにベンチの中央あたりにライダーの名前と詳細が刻まれている。
ロッド・ウィルコックさんというライダーのようだ。
70歳で、走っていたのか。。
このカークマイケルの街に、このベンチは2つある。
これが栄光の代償なのだ。
常に死と隣り合わせの栄光だ。
名も知らぬライダーに敬意をこめて、オレは黙とうした。
しばらく街を歩き、観戦場所の目星をつけたオレ達は、
次にジャービーと言う所へ向かった。
ジャービーには車とバイクの博物館がある。
そしてジャンク屋もあり、ともに一見の価値ありと聞いている。
まずは博物館のほうに着いた。
この博物館は今年、オープンしたばかりらしく、
レアなものばかりを置いているという。
入り口に行ってみると、
中に従業員らしき人はいるがまだ開いていない。
ドアには10時オープンと書かれている。
時計を見ると時刻は9時半。
少し早かったようだ。
先にジャンク屋の方に行ってみるか。
と思っていたら、
中にいた従業員の一人がオレ達に気づき、ドアを開けてくれた。
そして
「Please come in!」
あまりに意外すぎてオレは普通に日本語で
ええの?と。
そりゃそうでしょう。
頑なまでに一秒たりとも時間を譲らない日本のそれとは、
完全に真逆ともいえるこの柔軟さ。
ちょっとびっくりしましたわ。
中に入ると館内は広大な吹き抜けのフロアになっていた。
そこに様々な国の様々な車が雑然と展示されている。
だが、デロリアンや4輪のトライアンフといった、
かなりマニアックなマシンがやたらとある。
なぜか日本の幼稚園バス
なぜかおまけに戦車まで。
さらには民家の納屋に、何十年も放置されたようなジャガー。
朽ち果てた姿のまま置いてあったりと。
何か・・・面白ぇ。
============
なんか、すごいことなってますね。。
税金対策なのか、もしくは別の理由からか、
欧米では個人で博物館を設立するのが夢って人多いです。
大して価値のないモノばかりのところもありますから、
一概に税金対策とも言えないんでしょうね。
日本でいうと何でしょうねえ。。
昔であれば、お金を儲けると、
必ず池を作って、鯉を飼ってたのと近いんじゃないでしょうか。
もしくは、茶室とか。
なんか、面白そうですよねえ。
このジャガーどうする気なんでしょうねえ。。
(どうするもこうするもないんじゃないかな。好きなんだよきっと!愛をこめてクリック!)

美しい世界の傑作ミュージアム 何度でも行きたい素敵な博物館、美術館
- 作者: MdN編集部
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2017/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る