海原雄山が最初なのでしょうか。。
息子の方でしょうか。
もしかしたら、池波正太郎あたりも、言ってたりするんでしょうか。。
「〜の本来の味を知らないんだな・・」は。
もう、みんさん、おっしゃる。
「ああ、これは野菜本来の甘味が〜」
「素材の味がいきてる〜」
そうですか?
私、幼少期に辺鄙なところに住んでいた時期もあり、
けっこう、知ってるんですよ。
「本来の味」
決して美味しくないですよ。。
野生のもので、普通に食事て美味しいものって、
まずないんじゃないでしょうか。
野菜でも果物でも、
人間の手が入って、改良されて、
それでこそ、という気がします。
あとは、料理の技術ですね。
ここで、調理と料理の区別をしておきます。
- 調理とは、人間が食して問題ない状態に加工すること。
- 料理とは、食事を快楽とできるように加工すること。
この差は大きい。
田舎料理でも、浜料理でも、美味しいですよ。
新鮮だとね。
でもそこに、腕のいい板前さんを連れて行ったら、
きっとすごく美味しい物ができるはずです。
これは技術の差ですね。
調味料の配分、
火加減、
包丁の切り口の感触、
もう、プロには敵いませんって。
何が素材の味なんですか?
例えばですけどね、トップ画像にもあるフキ。
素材ってのは、アク抜きする前の味のことですか?
アクをきれいに抜いた後のことですか?
アク抜きは、やっぱり灰でやるんですか?
知らないですよね。普通は。。
「素材の味が生きてるって言われちゃ、こっちの頑張りどうなんですか?って思っちまいますよ」
と、知ってる板さんが嘆いておりました。
いい素材をプロが見極めてくるんですから、
その目利きは褒められるべきでしょうね。
でも、サラダ一つとっても、作る人次第ですからねえ。
美味しいものを食べたら、作ってくれた人を褒めましょうよ。
そして、食材には感謝です。
「ごちそうさまでした」
って、良い言葉ですよね。
いろんな意味が入ってますよね。
(まあ、美味けりゃそれでイイんじゃないの?語らなくてもいいよね。そこでクリック!)
「にんにく」と「鷹の爪」を使わない 素材の味を楽しむパスタレシピ
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