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ロバート・メイプルソープ 写真を芸術にした男

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写真を芸術にした、とはどういうことか?

 

それを簡単に言えば、

彼が現れるまで、

写真は格下の消耗品でしかなかった、

ということです。

少なくとも、美術界においては、そうだったのです。

 

芸術というものは、その素晴らしさに価値があるような、

甘い世界ではありません。

画商が法外な値段をつけ、

美術館が、その値段を認め、

そして所蔵してくれることを言うのです。

 

それが、現実なわけです。

それを写真で、

世界で初めてなしとげたのが、彼と言う事ですね。

 

彼の作品を知らない人は、まずこちらから。

www.mapplethorpe.org

ちゃんとした、公式サイトです。

 

彼の人生の概略は、こちらで。

rollingstonejapan.com

 

Wikiの記載が、これほど雑とは思いませんでした。。

ロバート・メイプルソープ - Wikipedia

 

ほぼ何も書かれていない。

今回このブログを書くにあたり、一番衝撃を受けましたね。

この扱われ方、そのものが、写真が未だ芸術としては、

日本で成立していないことの証左だとおもいます。

 

彼もそれまでの写真家と同様に、

画家を志していた青年でした。

アートを志す人間は、皆同じ。

本道は絵画、油絵だと分かっているのです。

そこへ入れなかった人間が、通常立体に向かうわけです。

ロダンも、絵でやっていけそうだったら、

彫刻をやってなかったと思いますよ。

彼の場合、立体がいい波として来てたんですね。

 

多くの事はそう言うものです。

 

いくら言い訳をしても、

それをその業界に詳しい人は必ず知っている。

そういうことがあります。

 

写真も同様です。

 

最初から写真を目指した写真家なんて、

まあ、ダメダメな人なんです。

その辺で、つまらない写真撮ってればいいんです。

構図や、様々な事を理解するのに、

絵画の技術を必要とします。

 

新技術はなんでもそうですが、王道を歩めなかった天才たちが、

サイドロードに流れてくる、黎明期が面白いわけです。

アニメなんかもそうじゃないですかね。

映像で食い詰めた人間が流れ込んでくる時期。

役者だけでは喰えないから、声優になった人が多い時期。

みんな、黄金期です。

 

最初からそこを狙う人が出てくると、

大体ダメな人が大量に入り込んできます。

 

写真も同じ事ですね。

 

そもそも、写真は、画家が絵を描くために、

風景を持ち帰るために生まれたようなものです。

所詮は、記録のものでしかありません。

多くの人にとっても、それは今も変わらないでしょうね。

 

おっと、ロバート・メイプルソープについて書いていたのを、

すっかり忘れていました。

 

うーむ。

またそのうちね。

きっと続編あります

 

(えっ、まさか?それで終わり?この巨匠をそんな扱いでいいの? そこでクリック!)

 

Lady―リサ・ライオン (1984年)

Lady―リサ・ライオン (1984年)

 

 

 

A.P.J. ポスター額装(写真) ロバート・メイプルソープ Orchids,1989 A5003

A.P.J. ポスター額装(写真) ロバート・メイプルソープ Orchids,1989 A5003