秋といえば、まあコスモスですわね。
バイクにカメラを積んで、コスモス畑に来た青さん。
山間のクネクネ道のむこうには
秋桜が満開だったようです。
ワタイは編集するときに読んでるんですけど
すっかり「カメラな人」の匂いがします。
そこは沼だったようです。
ではさっそく!
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コスモスというのは育成しやすいのでしょうか。
万本クラスの名所は多くあります。
なので名所というにはやはり
「10万本」くらいはないと。
これが、100万本となれば
地域で有名な場所になるでしょう。
長崎で言えば、白木峰高原や山茶花高原、
あぐりの丘あたりが10~50万本でしょう。
ここ火張山花公園はケタが違うのです。
咲いているコスモスは
驚異の1000万本です。
長崎県内ではぶっちぎり。
九州内でも五本の指に入る規模だと思います。
私はコスモスと言えば白木峰高原だと思っていました。
何度か行っていますし、去年も伺いました。
かなりいい場所なんですけどね、桁が違います。
しかも2つ違うと風景を理解する前に
一瞬戸惑うんですね。
意味がわからなくなるぐらいのコスモスでした。
さぁて。どう撮ってくれようか。
まずは、公式サイト的にいきます。
ここは、普賢岳が噴火した後の復興工事で、
砂防地域に指定された場所を整備して作られました。
春にも芝桜やポピーなどが咲き乱れ、
そっちも量は圧巻なのですが、
花の背景に平成新山ってのもポイントです。
なので、こうなります。

これが定番だと思います。
これを撮るためにウロウロしておりまして、
ふと思い出しました。
先日から読んでいる入門本に
「記念写真は全身を収めないほうが良い」
と。
よし、試そう。
私は一人旅なので、当然被写体になってくれる人はいません。
声をかける根性もありませんから、
後ろ姿をお借りすることにしました。
お顔立ちは可愛らしい感じのお嬢さんでしたよ。
まずは全身を収めてみます。

仮にこのお嬢さんがこちらを向いているとして、
構図をとってみました。
お嬢さんを真ん中にもってこないようにしています。
次に、ズームして山がギリギリ
写真の中に入るようにしてみます。
その分、お嬢さんの足元は切れます。

ふむ。
一枚目のほうが、全体としてはいい感じがします。
でも、二枚目のほうがスッキリ見える。
ここで反省してみます。
次に撮るときは、引き方は一枚目の感じに、
自分が前進して右端にある枝を外し、
少しカメラを上げて
コスモスの花だけが入るようにして、
お嬢さんにはやや手前に来てもらう、
という感じにしたいですね。
それで多分、私が撮りたかった
記念写真になるのではないかと思います。
ちょいと逆光気味ってのが
なかなか難しかったのですが、
それはまた別の機会で考えます。
とはいえ、レンズを動かして
ズームしたり引いたり。
人物を撮るのに全身は必要ない、
というのはなんとなくわかりました。
自分が何を撮りたいのか、
ということを考えなきゃいけません。
それはきっと、目で見ている全部ではないんですね。
写真は難しいなぁ…
さも風景を撮っている風の私ですが、
見ず知らずのお嬢さんを、
後ろ姿とはいえあまり激写していると
事案発生でありますから早々に切り上げて次です。
さっき気づいた「何を撮りたいのか」
ですが、そう言われてもここ、
火張山花公園の秋桜は数がどえらい。
なので、とりあえずシャッターを押してみます。

どこを見てもコスモス。
そして見物客。
これはなかなか大変ですねぇ。
人物があまり映らないように、
コスモスを主役にして…

カメラがどこかにピントを
合わせてくれるんです。
しかし「どこかに」では
いかんわけです。
私が「ここにピントを合わせるぞ」と
決めなければなりません。
しかし、それをどこにしたものか…
そうだ。困ったら道を使いましょう…
とはいえ、人の居ない風景を撮影するのは至難の業。
この際顔が写っていなければセーフだと思います。

しゃがんでみても良かったかもしれませんが、
なんとなくいい感じです。
見渡す限りのコスモス!
という写真はどうもしっくりこないので、
一輪ずつに注目していきたいと思います。
これならなんとかなるだろう。

これも色々撮ってみますが、
コスモスは花びらが薄いので
白いコスモスを裏から撮ってみました。

うんうん。
もっと大胆に花の数を絞っても
良かったかもしれませんね。
でも、やりたいことは出来ました。
その後も花を撮り続けていたのですが、
たまたま撮れた一枚が、
次の展開への入り口でした。

うん?
これはミツバチですね。
そう思ってよく見ると、
かなりの数のミツバチが飛び交っています。
よし。
次は虫撮りだ。
撮る対象が絞られると、
初心者としてはやりやすくなります。
動くものを撮る練習がてら、
コスモスの中を飛び交う蜂を追いました。

フフ、いいじゃないか。
バシバシ撮影しつつ進んでいくと、
コスモスエリアの隣に
フジバカマが咲いている区域があります。
そこはどうやら蝶が集まっているらしい。
ここのフジバカマには
渡り蝶の「アサギマダラ」が吸蜜に来ているらしく、
本気カメラのベテランさんや、
一眼レフを重そうにかまえる小学生などの
一軍が集まっていました。
といったところで本日はここまで。
それではまた。了
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途中に入れた画像は、ワタイの責任です。
花ねえ。。
ワタイ思うんですけど、そもそも花は難しい。
どうやったって、花自体を越えられんわけです。
カメラの先生が花を写すのって、
ホンマにええんやろか、と思うのです。
ですんで、接写に移行した青さんは賢明だと思います。
接写は、自由に作れるわけです。
引きで撮ると、作れないんですよね。
と言うか、難しい。
紫陽花とか桜もそうですね。
これと言った良作がない。
例外なのが、ロバート・メイプルソープの
フラワーズと言うシリーズでしょうか。
あれも、彼だからこそ撮れたって部分大きいですよねえ。
あれは実にすごいと思います。
(などと小賢しくサイト誘導。よかったら見ていってね!でクリック!)